株式会社ホープ・ワン(天野友嗣代表取締役社長)では、スマートフォンを片手に、小樽を散策し、小樽大好き人がおススメする店舗やスポットをめぐり、新しい小樽を発見し、小樽の街歩き上級者を目指してもらいたいと、3年前から試験的な運用を進めてきた、新時代の小樽観光と街歩き魅力探訪検索アプリ「おたるーと」を、9月20日(金)から本格的に開始した。
おたるーとは、小樽の広域な観光資源をアプリ利用者が自ら再発見し、その拠点を繋いで点から線へとルート化し、そのオリジナルルートを全世界へ発信する利用者参加型のルート検索アプリ。ダウンロードは無料で、さらにアプリ内課金も無いことから安心して利用できる。
現在100以上のルートが登録され、それぞれのこだわりや独自の切り口からルート作成が可能。自ら制作したオリジナルルートを発信することもでき、全世界の誰とでも共有できる。
日本遺産認定を待つ「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽」を巡るルートもアップされ、構成文化財が立ち並ぶ北運河の歴史的建造物を巡るルート等を紹介している。
小樽商科大学の長村ゼミも授業で、忙しい人へ赤岩山巡りを1時間で楽しむ「赤岩山ショートショート」、「優しい店主に出会える張碓ルート」など、このアプリ用にゼミ生オリジナルで20ルートほど制作した。
天野社長は、「3年前は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、旅行に行けない状況が続き、自宅でこのアプリを動かし、こんな小樽もあったのかと下調べにもなり、コロナが明けたら、ぜひ小樽へ来てもらいたい思いで制作を進めてきた。
これまでは団体行動が多かったが、これからは少人数で来て楽しむようシフトされてきている。自分たちの感性で訪れる場所を選び、気に入った所に滞在し、個々で楽しむパーソナルツーリズムが狙い。
日帰りよりも宿泊を促し、自分で利用するだけではなく、自分のルートを発信し共有できることも特徴。旅行客をはじめ市民にも積極的に活用してもらい、小樽市全体の活性化に寄与できる」と期待を寄せている。
また、小中学生の小樽市内への修学旅行や徒歩研修にも、より正確なルートを事前に練ることができるので、ぜひ活用してもらいたいという。
利用ユーザーによる独自のおススメルートのアップは、事務局が内容をチェック精査してから掲載することを原則とし、現在日本語のみの言語を、今後は中国語・韓国語・英語へ対応も検討中。