9月14日(土)、広島県呉市にある海上保安大学校の最新鋭練習船「いつくしま」の一般公開が行われ、10:30からの午前の部に676名が訪れた。
今年7月に就航したばかりの同船は、海上保安庁幹部職員を養成する教育機関・海上保安大学校の練習船で、初代こじま・2代目こじま・3代目こじまに次ぐ、第5代目の練習船。
全長134m・総トン数5,500トンで、通常の航海船橋に加えて実習船橋が二段船橋で、4艇の高速警備救難艇を配備。2階部分の学生教室は、多人数の授業や訓練に対応でき、最大100名が授業を受けられる。
日本一周の航海途中で小樽に初寄港し、同大学校の実習生50名と一般大卒者を対象とした初任科課程30名の合計80名の実習生が乗船している。
順路を分かるようにコースがロープで記され、航海船橋・実習船橋・学生4人部屋・洗濯室・浴室・洗面所・食堂なども公開され、待ちに待った船ファンの中には、何度も見学して回る人がいた。
海上保安庁の業務を紹介するパネル展や記念写真撮影コーナーも設けられ、多くの親子連れが乗船し楽しんでいた。
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