小樽市デイサービス連絡協議会(宮下晃一会長)では、8月22日(木)〜24日(土)10:00〜16:30、市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリーで第8回デイサービス合同作品展示会を開催。
一昨年に合同作品展を再開し、8回目の開催でも利用者1人1人の思いが込められた作品を多数展示。
今回は、同協議会に加盟するデイサービス30事業者のうち、デイサービスゆらぎの家・デイサービスセンターはる・デイサービスセンターはる小樽稲穂・デイサービスセンターみのり・スローフィットデイはびる・デイサービスあじさい・ツクイ小樽さくら・デイサービスセンターぽえむヒルズ・デイサービスセンターぽえむガーデン・デイサービスセンターきりんの10事業所から約100点が展示されている。
ツクイ小樽さくらでは、昨年12月から制作に取りかかった小樽運河を貼り絵で表現した大きな作品を出展。細かく切った新聞紙を活用して色紙と一緒に貼り絵にした。
根気のいる作業で、利用者の男性3名が、今日の作品展の展示を目標に頑張っていたといい、昨年は天狗山からの景色を制作。このほか、若い頃に培った技術を使ったレース編や染め物の作品が並んでいる。
当番のデイサービスあじさいの山本さんは、「これまでと少し違っていて、作るのが難しくなってきている利用者さんもいて、デイサービスの短い時間を活用しての作品作りは、指導者の人出不足もあるが、工夫を凝らしたオリジナリティーあふれる作品も多い」と話していた。
出展事業所は、毎年参加している常連さんも多いが、ゆらぎの家は創立20年を記念して復活し、千羽鶴などを出展していた。
注目を集めたスローフィットデイはびるは、機能訓練を主なサービスとしてフィットネス型、短時間のデイサービスで時間もない中、職員のアイディアも見事で、大小様々な風船を使い海を表現。タコやカニ・ヒトデ・チンアナゴなど、海の生物も制作し、楽しい雰囲気が満載。一緒に展示している小物も器用に作っている。
受付当番のデイサービス職員は、作品についてや認知症や施設の内容などについても気軽に声をかけてと話していた。
宮下会長は、「コロナ明けから一昨年に再開し8回目を迎えた。10カ所の事業所が参加。各事業所の皆さんの力の込もった作品を多数展示しているので、この機会にご覧いただければ」と来場を呼びかけている。
小樽市デイサービス連絡協議会合同作品展示会
8月22日(木)〜24日(土)10:00〜16:30
市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリー 入場無料
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