故人偲ぶ参拝者 雨のおぼん万灯会法要

 小樽佛教会(66ケ寺・麻上昌幸会長)主催の2024(令和6)年おぼん万灯会が、宗派に拘らず、理念となる「いのちたいせつ」を基本テーマに、8月19日(月)16:30から、約4,000基の万灯をひな壇に並べ、蓮華灯100個を噴水池に流し、小樽運河公園(色内3)を会場に開かれた。後援・小樽佛教鑚仰会、協賛・小樽典禮株式会社。

 

 18:30頃からあいにくの雨が降り出したが、祖先を敬い故人を偲ぶ人々が大勢集まり、18:45から麻上会長が噴水池に蓮華灯を流し、一般参拝者が続いた。

 

 18:50から中央祭壇に僧侶25名が一堂に集まって万灯会法要が行われ、参拝者は祭壇に手を合わせた。その後雨足が強くなり、5宗派による読経を急遽中止にして、閉会を切り上げて19:30に閉場した。

 

 法要を終えた麻上会長は、「生憎の突然の雨の中、お参りをいただきありがとうございます。それぞれに心温かなお盆を過ごされ、そして、先立たれた方々とお会いする日々を過ごされたと思う。

 

 亡くなられた親しい人・愛おしい人に会えるのはお盆だけではない。これからも、ご先祖様は常に案じ、常に守ろうとしてくれると思う。まだまだ暑い日が続くが、もうすぐ秋がやってくる。健康に充分留意し、心も体も健やかにはつらつと生活してもらいたい」と挨拶した。

 

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