たんぽぽ文庫夏休み工作会でペーパークラフト

 7月30日(火)13:30から、民営図書館・たんぽぽ文庫(入船2・中野由美子代表)が、夏休み工作会 住ノ江火の見櫓ペーパークラフト作りを開催し、小学生7名・中学生1名・大人6名が参加した。

 

 今回は、1927(昭和2)年に建てられ、2022(令和4)年に設立された小樽住ノ江火の見櫓をまもる会(早川陽子代表)が中心となって保存運動を行い修繕された火の見櫓がモデルで、2023(令和5)年小樽市社会福祉協議会の補助金でペーパークラフトを作り、多くの人に知ってもらいたいと活動している。

 

 今年1月に松ヶ枝町会、3月に花三サロンでもペーパークラフト体験会を実施。3回目となる今回は、夏休みや冬休みなど1年を通じて工作会を開いている同文庫が主催した。

 

 火の見櫓の下で実物を見ながら、守る会の佐々木孝さんから説明を受けた後、会館へ戻り制作に取りかかった。

 

 参加した子どもたちは、台紙から細かいパーツを失敗しないよう慎重に切り取り、丁寧に組み立て、2時間ほどで次々と完成させた。完成後は、火の見櫓の鐘を鳴らす体験も行われた。

 

 中野代表は、「説明を受けて火の見櫓に親しんでくれて良かった」と話し、参加した女の子は、「ここを通る時は火の見櫓を見ていたが、工作を作ることでより構造が詳しく分かった。完成した火の見櫓は自分の家に飾りたい」と話していた。

 

 早川代表は、「本物を見てから作ることができとても有意義。みんなで鐘を鳴らしたり、今ままで違ったプログラムで話も聞けた。細かく指導もできていて、佐々木さんをはじめスタッフも知識があり、細かく作ることができた。カッターとハサミの使い分けもできていた」と感心していた。

 

 ◎火の見やぐら市民有志団体が保存へ❕(外部)

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