おたる潮まつり最終日の7月28日(日)の神輿パレードが、全国から担ぎ手800人が小樽に集結し、14:00にスタート場所を変更したサンモール一番街(稲穂1)を出発。
松前神楽小樽保存会(本間公祐宮司)を先頭に、小樽住吉神社赤坂奴同好会の小森健治奴頭ら奴さん4人と、潮見ヶ丘神社・北海睦会・龍祭会・北海男塾の4基の神輿がパレードに参加。同商店街を出発して中央通りから駅前通りを抜け、中央ステージまで迫力あるパフォーマンスを繰り広げ、大勢の見物客を楽しませた。
旧運河プラザ(色内2)前では、松前神楽小樽保存会による演舞・神遊びや獅子舞が披露された。
16:30から宮入が行われ、パレードのクライマックスを迎え、おたる潮太鼓保存会の打演が響く中、中央ステージ前に5基の神輿が威勢の良い掛け声を響かせ、ステージ前に集結した。
小学生の頃から神輿を担いでいる地元の神輿会櫻寿の女性は、「みんなでわいわい盛り上がり楽しい」と話した。
20:00から大花火大会が開催され、花火が好きな子どもから大人までが夜空を彩る大輪の花火を鑑賞した。混雑を緩和するため初めて有料観覧エリアを設けたが、中央ステージ正面には大勢の花火見物客が集まり、かなり混雑した状態が続いていた。
最初に協賛会社を読み上げたのち、3,000発の花火が次々と打ち上げられ、観客から歓声が沸いていた。花火が終わると、小樽駅方面へ帰宅する人の波ができ、幹線道路は渋滞が続いていた。
ステージでは閉祭式が開かれ、上参郷実行委員長が、「皆さんの熱気で、昨日からの雨がすっかり晴れ、素晴らしい花火大会となった。最後のさよなら潮音頭まで残っていただけると嬉しい。3日間の潮の夏を満喫して帰ってください」と挨拶した。
今年最後のステージでさよなら潮音頭が行われ、迫市長・潮コンシェルジュ・役員たちに、来場者も加わって大きな輪になり、中央ステージを何度も渡りながらぐるぐると踊り大いに盛り上がった。最後は潮太鼓の打演で締めくくり、3日間のすべての行程が無事に終了した。
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