小樽まつりと呼ばれ親しまれている住吉神社(住ノ江2・星野昭雄宮司)の例大祭が、7月14日(日)から3日間に日程で開かれている。周辺には露店が軒を連ね、祭りを楽しむ家族連れが行き来し、連日賑わっている。
この祭りは、五穀豊穣・産業繁栄・市内平安を祈る例大祭で、小樽三大祭りを締めくくる盛大な祭りだ。
小樽の今年の祭り初出店となる小樽あんかけ焼そば親衛隊が社務所前に陣取り、初日は早々と完売となったため、本祭の15日(月)は500食を用意して対応。坂田理隊長自ら鍋を振り、醤油餡や麺の香ばしい香りを漂わせ、出来立てを提供。
同神社に隣接する入船六三町会(山内ミエ子会長)は、小樽祭りに合わせ、町会内の空き地に屋台を開き、手作り神輿3基を担ぐ子どもたちで賑わった。
子ども神輿には、札幌学院大学公式サークルまちおこし研究会が協力し、幼稚園児と奥沢小学校・菁園中学校・松ヶ枝中学校の児童・生徒、大学生も合わせ34名が参加。同町会管轄を2コースに分かれて回り16:00頃まで続いた。
大きい神輿のリーダーでまちおこし研究会の渡邉君(3年)は、「初めて参加した。神輿を担いでいる小中学生の安全を守る役。良い経験ができた」と話していた。
15日夜の祭り会場は、祭りのクライマックス・百貫神輿渡御を見ようと大勢の見物客でごった返した。
18:45から神社境内には大勢の担ぎ手が集結し発御式が行われ、星野宮司が「平和な世の中を迎えられますように」と挨拶。
御幣を神社役員に授与、拍子木を宮鍵へ、宮鍵から渡御協力会神輿会小樽北海睦会の関博之代表へ授与するという一連の行事を行い、北海男塾和魂會の新村康之さんの発声で、木遣り(きやり)唄が歌われ、関代表の拍子木を合図に一斉に神輿が担がれ宮出。急な階段を降りた辺りから、威勢の良い掛け声が響き渡り、神輿渡御がスタート。
沿道には見物客が詰めかけ、露店の間を神輿が潜り抜け、鳥居前で一旦休憩を取り、協会病院周辺を回り、宮入の21:00頃まで威勢良く担がれていく。
16日(火)は例大祭環御祭が行われる。
◎小樽総鎮守住吉神社公式サイト(外部)
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