海の月間となる7月、海の恩恵に感謝し、海洋国家日本の繁栄を願う日として、毎年第3月曜日を海の日(祝日)として制定され、海に対する理解と認識を高める様々なイベントが各地で開催されている。
小樽では、7月13日(土)・14日(日)に、マリンフェスタ in 小樽を、築港臨海公園水面・小樽港マリーナ・オタルボウル・新日本海フェリーターミナルを会場に、マリンスポーツなどの様々なイベントを展開して開催。
第1会場となった築港臨海公園の水面では、カヌー・ヨット・SUP・手漕ぎボードなどの体験会が行われ、14日(日)は水上オートバイ体験乗船が開かれ、午前・午後で20名ずつ限定だったが、午前の受付はすぐに定員となっていた。
海面にゆっくりとカヌーやヨットが浮かび、体験する子どもたちの笑い声が広がり、水上オートバイは水面を弾くようにスピードを上げて、体験者を楽しませた。
札幌から参加したはる君(小1)は、「初めて水上バイクに乗って楽しかった。スピード感が良かった」と話し、えりなちゃん(小4)は「速すぎてびっくりした」と話していた。
第2会場小樽港マリーナ(小樽海の駅)では、クルーザーボートやモーターボート、船の乗船体験会も行われた。
小樽開発建設部の港湾業務艇「みずなぎ」に乗って海上から港を見学する、小樽港みなと見学会が定員20名ずつ5回に分けて行われ、9:30の受付から30分で定員となる人気となった。
マリーナ屋外ではベイサイドライブが開かれ、様々なバンドの演奏が響く中、キッチンカーや屋台、マリーナレストランのフェスタ記念の特別調理が提供され、赤井川村産野菜直売市も開かれた。
屋内には小樽水産高校各学科が4つのブースを開き、栽培漁業科7名は、ウニ・ナマコなど海の生き物を触れるタッチプールを開設。子どもたちは、水の中の生き物に恐る恐る触れていた。
水産食品科は菓子や飴などを入れて缶詰にする缶詰巻締体験、海洋漁業科は、魚の名前を知ってほしいとぬりえを配布した。同科2年生が、マグロ漁業実習乗船体験で使用する船の位置を測定する計器も展示し、情報通信科ではラジオ製作体験も行われた。
小樽海上技術短期大学校では、マリングッズ定番の様々な結び型のロープをボードに飾るノット・ボード(30個限定)を作ろうを開催し、同校1年生24名が指導者となり、参加者に丁寧に説明していた。
また、おたる潮太鼓保存会と潮コンシェルジュのキャラバン隊が、7月26日(金)から開催の第58回おたる潮まつりをPR。
第4会場の新日本海フェリーターミナルでは、菁園中学校演奏会や寄港地物産会、小樽港の歴史パネル展、フェリーあざれあ船内見学会なども実施され、小樽の夏の海に親しみ、海への理解と認識を深める催しに、大人も子どもも満喫していた。
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