おたる水族館ワモンアザラシのミゾレ死亡

 おたる水族館(祝津3・伊勢伸哉館長)は、海獣公園にある展示水槽で飼育中のワモンアザラシのミゾレ(3歳・オス)が、6月19日(水)に死亡したと発表した。

 

 6月初旬から食欲不振などの症状が確認され、飼育員と獣医師のケアの甲斐もなく、ここ3日間は危険な状態となり、獣医師が19日(水)に死亡を確認した。死因については、酪農学園大学で病理検査中。

 

 ワモンアザラシは頭数が少ないため、将来に向け繁殖に取り組もうと、大阪市の海遊館から、2021(令和3)年4月1日に生れのミゾレが、2023(令和5)年11月にやってきた。

 

 大阪をはじめとする近畿圏から会いに訪れるファンがいるほどの人気者で、ミゾレが健康で順調に成長し繁殖に参加できるよう期待していたところだった。

 

 角川雅俊獣医師は、「今は死因を特定することに尽力し、これを受けて、飼育管理の技術の向上に努めたい」と話している。

 

 ◎おたる水族館(外部)