小樽市消防本部 令和6年度危険物安全週間車両パレード

 小樽市消防本部(見山義秋消防長)は、小樽消防安全協会(上参郷光祐会長)の協力で、2024(令和6)年度危険物安全週間(6月2日〜8日)に合わせ、6月3日(月)11:00から、危険物部会役員・各タンクローリードライバーなど20名が出席して車両パレードを実施した。

 

 危険物を貯蔵しまたは取り扱う事業所と市民に同週間の実施を広報し、危険物に関する知識の普及啓発を図り、危険物に関する事故及び災害を防止することを目的として行われている。

 

 消防車両の火災調査車・指揮2号車を前後に配置し、株式会社樽石・株式会社荒田商会・河辺石油株式会社・アヅマ石油荷役サービス株式会社小樽営業所・杉商株式会社の5台のタンクローリー車がパレードに参加した。

 

 危険物を扱う施設での事故は、2023(令和5)年度で全国711件、前年度比70件プラス。小樽市では0件、前年比マイナス3件だった。車などからのガソリン漏れや流出などは、2023(令和5)年度で11件あった。

 

 出発式で見山消防長は、「本市では危険物を扱う施設での事故はなく、危険物に関する取扱いの周知徹底が事業所で行われている。危険物は、車・家庭に深く根ざし、取扱いを間違えると大きな事故に繋がる。皆さんとともに市民に危険物の取扱いを周知し、1件でも事故を起こさないよう取り組みたい」と挨拶。

 

 上参郷会長は、「危険物は便利なものであるが、特にガソリンや灯油などは生活に根ざした商品で、北海道には必要だが、危険物であり取扱いを間違えると大きな災害や事故に繋がる。このパレードを通じて、安全を確認し、一般市民へ安全に扱うことの普及をしてもらいたい」と述べた。

 

 ドライバーを代表してアヅマ石油の根本尊裕さんは、「2024(令和6)年の危険物安全週間の実施にあたり、市民のみなさんへ危険物の保安に対する意識の高揚と啓発を目的とした呼びかけを行うため、小樽危険物安全協会のタンクローリー車5台・消防車両2台により、只今より車両パレードを実施する」と出発を宣言した。

 

 参加車両は同庁舎を出発し、産業会館前を左折、手宮方面へ進みホーマックを右折して桜ロータリーから左折して桜台線へ、朝里十字街まで行き再び庁舎へ戻った。

 

 同週間に合わせ、6月5日(水)10:30から河辺石油株式会社小樽配送センター(色内3)で、危険物油槽所火災防御訓練を実施し、消防本部による危険物取扱施設への立ち入り検査も予定している。

 

 ◎小樽市消防本部のHP(外部)

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