土曜市の一部売上で食・農業関連の図書寄贈

 都通り商店街無農薬野菜即売会実行委員会(鈴木創実行委員長)が、今年も小樽市の子どもの読書活動の推進を図るため、市立小樽図書館(花園5・伊藤信彦館長)の児童図書を拡充してほしいと図書70冊(15万円相当)を寄贈し、4月23日(水)14:00から贈呈式を行った。

 

 小樽市教育委員会(緑3・中島正人教育長)2階教育長室に、今回寄贈の図書を並べ、鈴木実行委員長から中島教育長へ目録を、中島教育長から感謝状が贈られた。

 

 2008(平成20)年に社会福祉協議会へ始まった寄贈は、2009(平成21)年~2012(平成24)年は図書館へ、2014(平成26)年~2023(令和5)年は市内小学校へ寄贈し、2024(令和&)年は再び図書館への寄贈となった。

 

 今回の70冊は、図書館の児童チームの司書が選書したもので、食と農業に関して書かれた本を多く選んでいる。2014(平成26)年7月に開始された小中学校の図書館を支援するスクールライブラリー便で活用する予定だ。

 

 同便は、市内小中学校の生徒の読書活動や学習への支援、教職員の授業づくりを支える学校図書を支援する事業で、短期便・長期便・リクエスト便があり、30冊~学級数に応じて貸出する。

 

 都通り商店街無農薬野菜即売会(土曜市)は、後志の農家を中心に集まるしりべしなんでも百姓クラブが、5月~11月中旬頃の毎週土曜日に野菜や山菜・漬物・卵・はちみつなどを販売。

 

 市内外からのリピーターも多く、産地直送で新鮮な野菜や山菜が手に入る即売会として定着している。寄贈図書代金の15万円は、土曜市の参加者から1回500円~1,000円を集めて活用。

 

 鈴木実行委員長は、「後志は日本でも有数の農産地なので、まちに住んでいるだけでは分からないと思うが、寄贈の本を通じて食や農業に興味を持ってもらいたい」と話した。

 

 今年の土曜市は5月3日(土)からスタート。11:00に開店し売れ切れになると終了。

 

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