桜の開花に合わせ手宮緑化植物園開園

 手宮公園の東側に位置し、小樽港が一望できる桜の名所として親しまれている手宮緑化植物園(手宮3)では、桜の開花予想が早まっているため、例年よりも1週間早い4月22日(火)に開園。待ちわびた市民らは、早速、公園を散策し春を満喫していた。

 

 園内では、ソメイヨシノとエゾヤマザクラが交互に植樹している桜坂のソメイヨシノなどは蕾だが、一番下のエゾヤマザクラと桜園のエゾヤマザクラの2本のみ開花。遅咲きのフゲンソウはまだまだ蕾で、その途中のクロッカスの群生に癒やされる。

 

 ツツジ園では、シロバナトキワツツジやムラサキツツジが満開。池の側のコブシは蕾が膨らみこれから大きな花が楽しめる。

 

 池には水芭蕉が咲き、ピンクのシデコブシは数輪咲いていた。黄色い花のレンギョ、神社をはじめ園内のエゾエンゴサクは可憐な花を咲かせ見頃となっている。開園期間は10月31日まで期間中休園日なし。

 

 日本庭園・桜園・水生植物園・シャクナゲ園・ボタン園など15区の見本園があり、季節毎の花々を楽しむことができ、より一層楽しんでもらおうと、小樽市では、2023(令和5)年度から、公園の環境に調和した営業車で子どもから高齢者まで喜ばれるような店舗営業をコンセプトに、キッチンカーの出店を募集。今年度は4台の応募があった。

 

 開園日の22日は3年連続で、チャイやコーヒーなどの飲物をはじめ、スパイシーなカレーが人気で、桜の季節に合わせたオリジナルメニューを提供するゆゆかふぇが、開園日に合わせて営業を開始していた。営業時間は10:00~15:00で、初日は豚丼を販売。4月と5月の出店も予定している。

 

 2021(令和3)年度から緑の相談所を休憩所に変更し、9月30日までの9:00~17:00は無料開放。10月1日以降は16:00まで。

 

 キッチンカーで購入した飲食物を休憩所内でも飲食できる。身体障がい者用トイレも設置。休憩所の休館日は月曜日だが緑化公園は入園可能。現在、休憩所入口前工事中たのめ、裏口を利用する。

 

 今年度から同植物園に加え、小樽公園と朝里川公園でもキッチンカーの出店を募っているが、現時点では両公園とも出店希望者はいない。

 

 ◎都市公園における便益施設(キッチンカー)の募集について(外部)

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