株式会社小樽水族館公社(伊勢伸哉代表取役社長)が指定管理者となって運営する、小樽市鰊御殿(祝津3)の改修工事が完了したため、2025(令和7)年度の営業を4月5日(土)から開始した。
同御殿は、2023(令和5)年9月12日に発生した大雨の影響により、同御殿前の法面が崩壊し閉館していた。法面の擁壁や御殿入口前の通路の舗装など約4,400万円をかけて改修工事を行い1年半ぶりに営業を再開。
8:45から鰊御殿内の神棚前で、伊勢社長・渡部一博小樽市産業港湾部長・関係者が集まり、営業の安全を祈願した。
伊勢社長は、「一昨年の203(令和5)年9月12日の朝、小樽では珍しい集中豪雨に見舞われ法面が崩れた。観光振興室の皆さんもかけつけ、駐車場で立ち往生した車を泥だらけになりながら救出した。
法面を綺麗に収め今日の日を迎えた。ゴールデンカムイの撮影場所になったり、話題性もあり、本日の開館以降は多くのお客さんに来てもらい、祝津地域の当時の鰊漁の様子を鑑みる展示をこれからも実施していきたい」と、来場を呼びかけた。
渡部部長は、「鰊御殿は人気漫画を原作として、ドラマの撮影や多くのファンの方が聖地巡礼に来てくれることを期待している。今シーズンも1人でも多くのお客様に来ていただけるよう、指定管理者に皆さんにはおもてなしに努めてもらいたい」と挨拶した。
同御殿は、1897(明治30)年に、鰊漁で栄華を極めた田中家初代当主・田中福松が泊村に建て、1958(昭和33)年の北海道博覧会を契機に祝津に移築され、その後は小樽市に寄贈。
1960(昭和35)年に北海道の民家では初めて「北海道有形文化財鰊漁場建築」として、文化財に指定され、館内には、鰊漁や鰊加工に使われた道具や番屋で暮らした人々の生活用具や写真なども展示されている。
また、2階には隠れ部屋があり、漁夫の引き抜き合いが激しく隠し場所として、不漁年に借金取りが来た時に網元の隠れ場所としたなど、正確なことは謎とされている。
平日2名・土日3名が常駐し、質問等に対応。希望者には半纏を着て写真撮影もできる。
営業期間4月5日(土)~11月24日(月・振休)の9:00~17:00(10/16以降16:00まで)。入館料大人300円、高校生150円、市内の70歳以上150円、中学生以下無料。
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