入船書道教室(入船1・小野智恵代表)に通う生徒18名と代表を含む大人3名の、1年の集大成を発表する第5回書道展が、3月29日(土)・30日(日)に市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリーで開かれている。
2019(平成31)年に開校した同教室の書道展も5回目となり、毎月清書した12枚と生徒それぞれの思いを伝えるコメントも添えて、来場者を楽しませた。
市民や保護者にも書く姿を披露しようと、3年前から揮毫会を始め、今年も初日13:00から、小野代表と生徒11名が会場で筆さばきを披露して、日頃の練習の成果を発表。観客から大きな拍手が送られていた。
まずは生徒3名と代表で、バランスを考えながら「林檎」の文字を堂々と書き上げ、観客を楽しませた。
小2と小4の姉弟は、弟が祖父の名前の一文字「助」を、姉は「助ける」を書き、それを見た父親は「とても大きな字で書けた。鉛筆の文字よりものびのびと書けた」と絶賛した。
次は、四字熟語「万里一空」を2人で2文字ずつ書き、「バランスが難しいが上手にかけた」と話し、見ていた女性は、「どちらも難しい漢字ではないが、余白や大きさが綺麗で素敵に書けた」と褒めていた。
中学生男子2名は、行書を学んだその成果を「花鳥風月」と「行雲流水」で表現した。
最後は、4年生の頃から書道を学ぶ中学3年の2人が、「春風致和」と「雲外蒼天」にチャレンジ。中学生になって3年間行書をなめらかに書く練習を行ってきた。観客が見守る中、一文字ずつ思いを込めてしっかりと書き上げた。
4月から中学生になる杉山凛さんは、自分らしく「林檎」を書こうと思い、「行書は柔らかくかけるように練習してきた。これからも続けたい」と話した。
小学2年の春から教室に通う佐々木翔平君は、もうすぐ書道を始めて1年を迎える。今回は作品だけを出展したが日々練習に励んでいるという。
揮毫会を無事に終えて小野代表は、「子どもたちも慣れてきて、多少緊張感があっても前よりも堂々と書けている。教室で練習していても勝手が分かり、リラックスして練習に励んでいる。これからも揮毫会を続けていきたい」と話した。
第5回入船書道教室書道展
3月29日(土)10:00〜17:00・30日(日)10:00〜15:00
市立小樽美術館(色内1)市民ギャラリー 入場無料
◎関連記事