3月26日(水)~30日(日)に市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリーで、1年の集大成となるCoCo Beansクラフト教室作品展が開催されている。
毎年テーマを変えている同展の今回は、Fairy Tale(童話)の世界を5つの伝統工芸で表現され、開催を心待ちにしている市民も多い。
Yuki代表が講師を務めるアトリエ教室(稲穂4)と道新文化センターで学ぶ認定講師や生徒7名と代表が、テーマに合わせた85点を展示し、会場は童話の世界に包まれた。
日本メタルエンボッシングアート協会(jMEA)副会長で、一般社団法人東京アート工芸理事を務める同代表は、国立新美術館(東京都港区)開催の第7回国際公募東京アート工芸2024に出展したメタルエンボッシングアートや、辰年にちなんだ素材を活かした迫力ある「ドラゴン」を披露。
覗くのがワクワクする2011(平成23)年制作の「魔法の鏡」、マウイの細かい入れ墨などが施された、モアナと伝説の海に登場する「モアナとマウイ」なども展示され、間近で鑑賞できる貴重な機会となっている。
カリグラフィーコーナーには、代表を含む4名の熟年が作品を展示。カリグラフィー部門講師科の米野さんは、星の王子様から「Le Petit Prince」をゴシック体で書いた作品。同講師の河内さんは、ドイツ語で「赤ずきんちゃん」の一節をゴシック体で作品に。どれもおしゃれな文字の芸術が並んでいる。
ステンドグラスのようなグラスアートには、同代表新作の鏡の国のアリス挿絵から「トゥイ―ドルダムとトゥイ―ドルディー」を披露し、今回の案内状にも採用された同挿絵から「ハンプティダンプティ」をグラスアート作品にした原画も展示されている。
日本グラスアート協会認定講師の和田さんは、細かい手作業の技が際立つ作品、大人ディズニー素敵なクラシックアートからアレンジした「Beauty and the Beast」を出品。
140色を超える特殊フイルムを使って描く、シルエットアート作品が並ぶ切り絵の世界が広がる。
会場中心部には、同代表と生徒4名の多彩なタティングレース作品が展示され、アクセサリーをはじめ、上野さんの白雪姫のドレスのつけ襟が並ぶ。
同代表は、「今回は例年に比べて作品が少ないが、ひとつひとつの完成度が高いので、飽きることなく見てもらえると思う。日常を忘れる空間になれば嬉しい」と話した。
第17回CoCo Beans クラフト教室展
3月26日(水)〜30日(日)10:00〜17:00(最終日16:00)
市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリー 入場無料
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