小樽市日本遺産認定記念セレモニー コラボ商品発表

 「北海道の心臓と呼ばれたまち・小樽」が、2月4日(火)に日本遺産に認定された小樽市(迫俊哉市長)では、3月26日(水)に関係者を集め、グランドバーク小樽(築港11)で日本遺産認定記念セレモニーを開いた。

 

 セレモニーに先立ち17:00から、小樽市日本遺産推進協議会(迫俊哉会長)ワーキンググループ合同会議が、認定関連事業やコラボ企画・認定記念事業について報告を行った。

 

 小樽市単独の日本遺産は初めてで、認定済みのシリアル型の「北前船」「炭鉄港」と合わせ日本遺産は3件となった。

 

 2月15日(土)に迫市長が出席して、二条城二の丸御殿台所(京都府京都市)で行われた日本遺産10周年記念式典で授与された認定証を会場で披露した。

 

 認定記念事業として、市民が多く目にする高速道路の桂岡架道橋の札幌側や市役所正面玄関、JR小樽駅内に横断幕を掲示し、小樽雪あかりの路に合わせ、旧三井銀行で日本遺産カフェを開催。大型スクリーンで心臓PR動画上映や日本遺産パネル展示、OTARU NEXT100連携事業の日本遺産川柳コンテストの展示も行った。

 

 認定を記念したコラボ商品として、構成文化財である田中酒造店と旧岡崎倉庫を有する田中酒造株式会社との認定記念デザイン日本酒「純米大吟醸宝川」の販売を開始。

 

 小樽運河・旧北海製罐倉庫(株)第3倉庫・旧手宮鉄道施設の3種類のラベルを貼った3本・100セット限定。価格2,950円(税込)で、3月26日(水)から、同社本店と亀甲蔵、ポートマルシェotarue、駅なかマートタルシェほかで販売。

 

 セブンイレブンとのコラボ企画では、小樽の餅文化をイメージした商品、べこ餅とチョコのほうじ茶パフェ321円(税込)を、3月26日(水)から4月15日(火)まで、同店市内22店舗限定で販売。新倉屋商品も同時販売する。

 

 北前船の寄港地としてもち米・砂糖が運ばれ、港湾労働者に愛された腹持ちの良い小樽のソウルフードとして親しまれていたべこ餅と、ほうじ茶チョコムースとほうじ茶ゼリーが入っている。

 

 18:00からは記念セレモニーを開催し、構成文化財所有者や小樽市日本遺産インタープリター認定者(五感と体験を通じて伝える技術を習得した小樽の魅力と感動が伝わるガイド)など、関係者120名が出席した。

 

 同協議会会長である迫市長は、「2月4日(火)に日本遺産に認定され、15日(土)に京都で認定書を授与された。候補地域としての3年間、多くの市民の理解と力添えをいただき、心から感謝する。

 

 歴史文化基本構想を策定するところから始め、2018(平成30)年度に策定を終え、9年を経て単独での日本遺産の認定をいただき感慨深い。

 

 6年毎に取り組みを継続するか審査の判断をする。構成文化財を活用して地域の活性化、これからも様々な取り組みを着実に進め、日本遺産であり続けることが、小樽にとっての大きな財産である。まさに本日がスタートだ」と挨拶した。

 

 鏡開きや乾杯を行って祝賀ムードを高め、日本遺産認定を心から喜び、ここからがスタート地点であることを再認識した。

 

 ◎小樽市日本遺産(外部)

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