歯科衛生士の道へ!小樽歯科衛生士専門学校卒業式

 小樽歯科衛生士専門学校(稲穂2・大聖康洋校長)の第56回卒業証書授与式が、3月8日(土)13:00からグランドパーク小樽(築港11)銀河の間で実施され、保護者や学校関係者に見守る中、晴れ着姿の卒業生17名が参列した。

 

 56期生の入学時は、新型コロナウイルスによる大きな制限が求められ、様々面で中止を余儀なくされていた。2年生の5月からは新型コロナウイルスが5類となり、学校行事も再開され、ようやく日常を取り戻し今日の日を迎えた。

 

 大聖校長から卒業生1人ずつに卒業証書が手渡され、改めて歯科衛生士へ決意を新たにした。学業において優秀な成績を収めた学術優秀賞など4名が表彰された。

 

 大聖校長ははなむけの言葉として、自身の座右の銘「地道に勝る近道はなし」を捧げ、「歯科衛生士として医療現場に出ると、先輩たちの実力差に愕然とする。その時にこの言葉を思い出してほしい。知識や技術の習得は一足飛びにはできない。何事も一歩ずつ、辛抱強く確実に身に付けて、決してあせらずに諦めずにとり組むことを望む」と告辞を述べた。

 

 56期生を代表して松本彩香さんは、「共に過ごした時間は大切な思い出。私たちの学生生活も今日で終わり、明日からは新しい生活が始まる。大変なこともあると思うが、3年間で学んだことが必ず自分の力になると信じて乗り越えていく」と答辞を述べた。

 

 同校は、小樽市歯科医師会立の歯科衛生士を養成する3年制の専門学校で、地域に根差した豊かな人間性を重視した教育を目指し、高い国家試験合格率を誇り、就職率も100%以上。同窓生は1,600名を超え、全国各地で歯科保健医療の向上に貢献している。

 

 今期卒業生17名の就職先は、市内5人・道内9人・道外1人・未定2名。歯科衛生士国家試験は3月2日(日)に実施され、合格発表は26日(水)。

 

 ◎小樽歯科衛生士専門学校(外部)

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