看護師29名の旅立ち!市立高等看護学院卒業式

 3月7日(金)10:30から、小樽市立高等看護学院(緑3・馬渕正二学院長)の第55回卒業式が、保護者60名・来賓10名・学院関係者20名・在校生40名が見守る中、卒業生29名が少し緊張した面持ちで行われた。

 

 馬渕学院長から1人ずつに卒業証書が手渡され、固い拍手を交わした卒業生は、看護師への旅たちに決意を新たにした。

 

 学院長は「本学院から新たに旅立つ卒業生の皆さん、これからも多くの困難なことが待ち受けていると思うが、皆さんなら私の期待に充分に応えてくれると確信している。

 

 本学院で学んだことを基礎にして、新しい未来に向け日々研鑚されることを願う。そして、毎日の生活の中で自ら課題を見出し、学習を重ね質の高い看護を目指していただきたい」と激励した。

 

 迫俊哉市長は、「いつの時代であっても、患者さんや家族への誠意ある態度と、優しい心配りや明るい笑顔、何よりも人の命と向き合うことを真摯に受け止める姿勢を決して忘れることなく、これからも努力することを期待する」と祝辞を述べた。

 

 在校生の浦本紗来さんは、「先輩たちの様に課題を確実積み重ねて、学ぶ姿勢があるからこそ、患者さんに応えられる存在になれると感じた。私たちも後に続く後輩たちの手本となれるよう、仲間と共に努力し素晴らしい看護師となれるよう、日々悔いのない学院生活を送りたい」と、代表して送辞を述べた。

 

 卒業生の山田花菜さんは、「患者さんを身近で支える看護の力は大きい。安心感を与えられる看護師になりたい。特に、体調の変化が著しい急性期にあたる患者さんを、心身ともに支える看護師を目指したい。今日この日を迎えることができたのも、多くの人の支えがあったからで感謝している」と答辞を述べた。

 

 佐藤愛美さん(21)は、「3年間の学院生活で思い出に残っていることは、3年生の時に道外研修で東京に行き、1日目に大きな病院の災害センターに行ったこと。患者さんは入院している時、病室で1人だったり、病気になったことで苦しい思いを抱えている人がほとんどだと思うので、そういった思いに寄り添える看護師になりたい」と話していた。

 

 中津穂香さん(21)は、「学院生活の大半が実習だったので、一番思い出になっている。患者さんが辛い時に頼りになれる強くて優しい看護師になりたい」と話した。

 

 卒業生29名は、小樽市立病院22名・道内病院4名・道外病院2名・進学1名となっている。

 

 ◎小樽市立高等看護学院(外部)

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