小樽市総合博物館運河館(色内2)で、3月2日(日)に桃の節句恒例の「うんがかんのひなまつり」が開かれ、10:00〜12:00と13:00〜15:00に分かれ、それぞれ8組ずつの子どもたちが1日早いひなまつりを楽しんだ。
着付けボランティアが無料で華やかな着物の着付けを行い、今年も定員に達する人気ぶりだった。
参加した家族は、戦前の7段飾りのお雛様をバックに、赤やピンクの晴れ着の可愛らしい姿を写真に収めるなどして、子どもたちの健やかな成長を願った。
会場には、同館所蔵の江戸末期の古今雛や明治末期・昭和初期の段飾り・御殿飾り、出征雛や豆雛などが飾られていて、一番古いのは江戸末期の木製の五人囃子。来場者は、雛人形を眺めひなまつりを楽しんでいた。
茶道裏千家淡交会小樽支部(西條文雪支部長)によるお茶会も開かれ、今年はお茶を立てる体験会を初開催した。同支部7名と伝統文化親子教室の小中学生が1人ずつ、高校茶道部1名も協力した。
着付け体験した子どもたちはお茶の点て方を習い、自分で点てたお茶を味わっていた。
姉弟で参加した明依さんは、「初めて参加した。着物を着ると動き辛くなったが楽しかった。茶道教室に通っていたことがあり、久しぶりに美味しかった」と話し、青依さんは「楽しかったのでまた参加したい」、母親は「着物を着る機会があまりないので良かった。いろいろなお雛様が飾ってある中で写真を撮影できた」と話した。
札幌・江別・北広島から、小樽のひなめぐりに参加中の女性4人グループは着物姿で来場し、「着付けの資格を持ち着物を着て出かける機会も多い。会場は風情があって良い」と写真撮影を楽しんでいた。
雛人形は4日(火)まで展示されている。
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