2月25日(火)、小樽商科大学(緑3・穴澤眞学長)では、2025(令和7)年度国公立大学入学試験(前期日程)が、同校と仙台試験場の2カ所で実施。
昼間コース定員280人に対して、志願者612名(20名)で2.26倍、夜間主コース定員20名に対して、志願者143名(10名)で7.65倍。( )内は仙台試験場の数。
昨年の昼間コース659名2.4倍・夜間主92名4.7倍に対し、夜間主コースの倍率が激増した。
市内高校の志願者は、昼間コース37名・夜間主コース15名。札幌市の高校志願者は、昼間コース361名60%・夜間主コース82名59.4%と約6割を占め例年通り。
当日の受験者数は2試験場を合わせ、昼間コース560名・夜間主コースは146名だった。
試験会場は8室設けられ、第1試験室104号講義室は142名が入学試験に挑み、緊張した雰囲気が漂う中、担当者から試験問題が配布され、11:50から英語、15:00から数学、17:50から国語が行われた。
25日は6:43頃、JR千歳線の白石〜苗穂区間で人身事故が発生し、列車の運転を見合わせたため、同大入試室では、同大学HPで試験開始時刻の繰り下げ報告を8:00に行い、その後2時間の繰り下げを確定したと8:40に発表し迅速な対応を行った。
受験生などから同大に、「試験開始時刻に遅れてしまったらどうするか?今日は試験はあるか?」などの問合せが殺到し、受験生やその家族・関係者を不安にさせた。
同大は、北海道中央バスや小樽警察署・市役所などに試験開始時刻の繰り下げを伝え、市の広報広聴課は、8:49に各報道機関に試験開始時刻変更に関するメールを送信している。
8:40頃のJR小樽駅前の商大行のバス停には、バス待ちの受験生が列を作った。同大自治会の1年生5名は、小樽駅と大学前に分かれ誘導役を務め、使い捨てカイロやキットカットを受験生に渡し、校門前には同大学応援団7名も応援に駆け付け、エールを送った。
札幌からの受験生は、「緊張していたところにJRが運休となり、高速バスで小樽に向かいスムーズに来られて良かった」と話し、商大行のバスが来ないので徒歩で受験会場に向かった。
同大へ通じるバス通りは上下ともに大渋滞で、タクシー運転手は、「仲間の運転手は、商大の往復は40分かかると話していた」という。
合格発表は3月6日(木)10:00から同大HPで発表。
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