外国人にも人気! 雪あかりの路点灯前バックヤードツアー

 小樽雪あかりの路の点灯前の会場を、ガイドと共に1時間かけて散策するバックヤードツアーが、今年も2月8日(土)・9日(日)・11日(火)・15日(土)の日程で開催され、市立小樽美術館(色内1)1階に開設された受付カウンターには、国内外の観光客が集まっていた。

 

 雪あかり公式の同ツアーは、おたる案内人ボランティアガイドの会(伊東直人会長)所属の小樽観光大学校認定のおたる案内人の有資格者16名が、雪あかり会場の見どころやまちの歴史、かつての銀行などの建造物や街並みの成り立ちを紹介し、雪あかりが誕生した経緯などを紹介しながら散策する無料のイベント。

 

 多くの外国人観光客が訪れていることから、今年初の取り組みとして、ESS所属4名を含む6名が英語・韓国語・中国語の通訳で対応した。

 

 8日(土)のは日本人7名と外国人15名、9日(日)は日本人10名と外国人10名が参加した。

 

 15:00出発には、カリフォルニアからのカップルと岐阜でALTをしているイギリス人男性の3名が参加し、ガイド役には三崎直子さんと通訳は下村出さんが務めた。

 

 小樽雪あかりの路について解説し、名前の由来やさっぽろ雪まつりとの違いなど説明。観光客で賑わう浅草橋からは、小樽運河を見ながら説明し、どうできたか運河埋め立て論争も紹介した。

 

 今では有名な観光名所となり、夜に明かりを灯す運河の幻想的な浮き玉キャンドルを、ぜひ観てほしいと伝えた。

 

 韓国ボランティアや台湾ボランティア、地元高校生や企業10団体のチームオブジェがある運河散策路は、灯りがついていなくても撮影スポットとして人気があった。

 

 ルタオ運河プラザ店前にある消防犬ぶん公の銅像前でのぶん公の話ではぶん公の活躍を紹介。話を聞いた外国人は、ぶん公と一緒に写真を撮り、手宮線会場で鉄道の話をし、出発地点の美術館に戻りスノーキャンドル作りを体験した。

 

 参加したイギリス人男性は、「案内してくれたところは、穏やかで良い所。銀行や美術館があるところも良かった。アイヌ文化に興味があり、もっと歴史について学びたい」と話していた。

 

 カリフォルニアの観光客は、「素晴らしい経験となった。いろいろなオブジェがあり、色々な国からボランティアが来ている。小樽運河も良かった」と満足していた。

 

 参加者には、今後の参考としてアンケートに協力してもらっている。同ツアーは、2月11日(火・祝)と15日(土)15:00〜16:00も開催されている。

 

 ◎小樽雪あかりの路(外部)

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