小樽市学校給食センター(山廣伸幸所長)の群来太郎丼・角天ナムル・鱈の三平汁の献立が、地場産物を活用し特色ある献立を全道に広め、学校給食の充実・向上を図り、調理技術や衛生管理の研鑚・意欲の向上に資することを目的とした2024(令和6)年度北海道学校給食コンクールで優良賞を受賞。
1月24日(金)~30日(木)の全国学校給食週間に合わせ、小樽市でも1月27日(月)~31日(金)・2月5日(水)に、姉妹都市であるロシア(ナホトカ市)・ニュージーランド(ダニーデン市)・韓国(ソウル江西区)などの献立を提供するほか、小樽市の献立日を設けた。
小樽市立潮見台小学校(赤松慎也校長)では、1月27日に優良賞を受賞した献立など5品が提供され、給食時間を活用し、優良賞を受賞したメニューを考えた栄養教諭の中森真悠さんが、食育巡回指導を実施し小樽市にちなんだメニューについて説明。
江戸時代の後期から明治時代にかけて鰊漁で栄えた港町・小樽は、春にかけて群来(くき)と言われる鰊の大群が見られ、鰊や鱈を使い小樽の魅力を詰め込んだ献立を考えた。
小樽産のにしんを食べてほしいと、祝津の浜の母さんが考案しイベントでも提供されている群来太郎丼や、小樽のソウルフードであり長年親しまれている揚げ蒲鉾をナムルに混ぜてアレンジした角天ナムル、鱈は小樽市内で水揚げされ加工された鱈を使用した北海道の郷土料理である三平汁は、小樽の魅力や特産物を知り、小樽愛を深めてもらいたいという願いが込められている。
児童は小樽にちなんだメニューを味わい、大野君は「鰊はご飯ととても合う。三平汁は鱈の香りがした。もっと小樽の食材を使った給食を出してほしい」と話していた。