小樽市内の放課後等デイサービスを利用する子どもたちの作品を一同に展示する「小さなアーティストたち作品展」が、1月18日(土)~2月2日(日)、市立小樽図書館(花園5・伊藤信彦館長)で開催されている。
小樽市障がい児・者支援協議会こども支援部会と同図書館が共催し、2023(令和5)年1月に試行的に第1回目を開催。今年で3回目となる今回は、10事業所から共同で制作した作品など約80点が展示されている。
ふろ~むながはしでは、毎年干支にちなんでポスターを制作。今年は模造紙2枚に、干支の蛇の貼り絵を全員で制作した。また、紙で作った蝶のステンドグラスも綺麗にでき注目を集めていた。
きっずてらすの巨大鯉のぼりは、ウロコを子どもたちの名前入りの手形で作って仕上げた。2mものある鯉のぼりが3匹と吹き流しもあり、階段の手すりに昇るように展示されている。
はもれびでは、絵具・折り紙・のりで作った季節に合わせたカレンダーを出展。くれよんでは、小学生の国語の教科書に載っている「スイミー」を題材に、折り紙で魚を表現し物語を作って展示するなど、どれも印象深い作品が並んでいる。
訪れた男性は、「作ったことのないものばかりで良くできている」と感心
していた。
小樽市こども未来部こども発達支援センターの中村寿春所長は、「大変凝ったものもあり、子どもたちが楽しみながら個性を大事にし制作した作品。心に優しく残ってくれたらと思う。共に支え合う社会の実現に向け足掛かりとなればと思う」と話した。
図書館とあって、工作についてのアイディアを参考にできる本も展示され、貸出されている。
伊藤館長は、「図書館にはいろいろな人が来るので、展示物を見て市民へ活動を紹介できる。皆さんが力を合わせて制作した大きな作品がいくつもあり、ぜひ会場で見てほしい」と話した。
小さなアーティストたち作品展 1月18日(土)~2月2日(日)開館中
市立小樽図書館(花園5) 入場無料
◎関連記事