548名が出席して小樽市二十歳を祝う会開催

 小樽市二十歳を祝う会運営委員会(田村光月彦運営委員長)が企画・運営し小樽市青年会議所が協力した、2025(令和7)年二十歳を祝う会が、1月12日(日)14:30から小樽市民会館(花園5)大ホールで開かれた。

 

 この時期としては雪も降らず穏やかな日となり、振袖や袴、真新しいスーツやワンピースで来場した対象者は、式典会場で幼馴染や友人と再会し懐かしい思い出に笑顔になり、会館入口に設置されている“二十歳を祝う会”と書かれた看板は、撮影スポットになっていた。

 

 2004(平成16)年4月2日から2005(平成17)年4月1日までに生まれた小樽市に住民登録されている人805名が対象で、このうち式典の出席者は548名で年々減少が続いている。

 

 迫俊哉市長は、「本日の式典を機に、これまで歩んできた道を振り返り、温かく見守ってくれた家族・先生・地域の方々、共に歩んできた友人への感謝の気持ちを忘れずに、大人としての自覚と責任をもってこれからの道を進んでほしい」と式辞を述べた。

 

 代表して小樽歯科衛生士専門学校2年の石橋楓花さんと奈良もな美さんが、「これまで沢山の人々に支えられてきたが、20歳を迎えた今、今度は私たちが周りを支える側となり、様々な困難な状況でも喜びと希望を感じながら歩み、人として成長していきたい。感謝の気持ちを忘れず成人として恥じないよう立派な大人になることを誓う」と誓いの言葉を述べた。

 

 おたる潮太鼓保存会の打演が行われた後は、市内事業所協賛のお楽しみ抽選会が開かれ、当たりますようにと運試しに大盛り上がりを見せた。

 

 中学校の恩師からのメッセージビデオでは、画面いっぱいに懐かしい恩師の顔が映し出されると、会場から歓声が沸き起こり、北海道日本ハムファイターズの選手からのメッセージもあった。

 

 式典終了後は、2階ホールの自由に撮影することができる人力車や金屏風の記念写真コーナーが設置され、友だち同士で思い出の1枚を撮影していた。

 

 男女の集団で訪れた専門学校生は「笑顔で頑張る」と話し、女子大学生は「単位を落とさないよう頑張る」と、決意を新たにしていた。

 

 昨日が誕生日で20歳になったばかりという石井さんは、「東京の専門学校に通っている。人に頼られる人になりたい」と話し、札幌の大学生・佐々木さんは「自立した綺麗な人になりたい」と話し、それぞれに大人を意識し始めていた。

 

 おたる水族館では、1月11日(土)〜13日(月)の3日間、2004(平成16)年4月2日〜2005(平成17)年4月1日に生まれた人を入館無料としている。免許証や保険証などの年齢の分かるものをチケット売り場に提示。

 

 ◎関連記事