決意新たに!新春恒例小樽市消防出初式

 小樽市消防本部(見山義秋消防長)と小樽市消防団(藤野雅人消防団長)が、新春恒例行事である2025(令和7)年小樽市消防出初式を、1月12日(日)10:00から小樽市民センター(色内2)マリンホールで開催した。

 

 出初式には、消防職員40名・消防団員機能別団員3名を含む消防団員210名が出揃いし、第1部の観閲式と第2部の表彰式の2部構成で実施され、迫俊哉市長ら27名の来賓がその様子を見守った。

 

 観閲式では、市内全域の火災事案に出動して火災の状況や逃げ遅れ・けが人などの情報収集し、災害現場においては全部隊の指揮を取り中核を担う指揮隊が先頭を、次に、2〜10トンの水を積載した水槽車で迅速なホース延長と的確な放水活動で市民を火災から守る水槽隊、救急現場に駆け付け症状や状態に応じて救急処置を施し、速やかに適切な医療機関に搬送する救急隊、水難事故・山岳事故など、様々な災害に対応できるよう日々努力に励んでいる救助隊と続いた。

 

 安全に暮らせる町小樽を目指し、我が町を災害から守る使命感のもと、地域の防災リーダーとして自分たちの住む地域を災害から守る消防団第1中隊・第2中隊・第3中隊と続き、全部で7部隊の観閲が行われた。

 

 消防職員を代表して見山消防長の年頭決意表明を行い、「消防の責務の重要性を再認識し、大規模災害をはじめあらゆる災害に迅速かつ的確に対応できるよう消防体制の充実を図り、安全安心に暮らせるまち小樽の創造に全力で取り組むことをここに決意する」と述べた。

 

 第2部の表彰式では、市長表彰の消防団勤続表彰・消防長表彰の優良消防職員表彰・消防団長表彰の優良消防団員表彰・北海道消防協会長表彰伝達の功績章を表彰。

 

 表彰に先立ち、迫市長は、「消防団の皆さんには、安全安心のため職務に精励されていることに改めて感謝し、今後とも地域防災のリーダーとしてさらなる協力をお願いする。消防職・消防団員が結束され、消防防災行政の中核として活動の強化に努められるよう改めてお願いする」と式辞を述べた。

 

 藤野消防団長は、「昨今は、想像を超えた地震・台風・豪雨と自然災害が多く発生しているが、そのような中で、地域住民が主体となって避難訓練が実施されていることに敬意を表し、消防団員は地域防災のリーダーとして積極的に参加し、町会と連携を深めることが重要。研修・訓練を通じて、あらゆる災害にも対応できる知識・技術・気力・体力の向上に努め、地域住民の信頼と負託に応えなければならない」と述べた。

 

 受賞者を代表し、30年勤続表彰を受けた寺下遵吉副団長は、「受賞したことは大変光栄で、身の引き締まる思い。消防団へ入団以来、現在まで30年間地域のため、消防団員の一員として多くの皆さんに支えられて、難題を乗り越え本日まで活動してきた。

 

 先輩諸氏が築き上げた小樽市消防団の伝統を継承し、郷土愛護の精神のもと、地域の防災の要である消防団の重要性を自覚し、市民の安全安心な暮らしを守るため、今後も努力を続けて参ります」と答辞を述べた。

 

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