小樽市(迫俊哉市長)は、年末年始9日間の連休が終わった1月6日(月)9:00から、職員約100名が出席し市議会議場で仕事始めの式を行った。
迫市長は、年頭の挨拶で年末年始中も市民生活のために勤務に当たった多くの職員に感謝を述べ、「昨年暮れの小樽市議会第4回定例会で、長い間議論していた新総合体育館の整備事業費と小樽市宿泊税条例案を可決。今年新たなステージを迎えることになる。すでに観光船ターミナルの姿が見え始め、小樽港第3号ふ頭の再開発は終盤を迎える。
昨年の保健所とこども家庭課に続き、4月には総合福祉センターと勤労女性センターが、ウエルネスタウン構想を進めるウイングベイ小樽に移転する。しばしば議会から指摘されているが、関係する団体事業者や利用者の声に、しっかりと耳を傾けながら事業を着実に進めてもらいたい。
一方、新たな事業として2027(令和9)年8月供用開始を目指して、小樽公園の再整備に着手する。子育て世代から要望が多かった事業でもあり、整備にあたり、市民の声に耳を傾け、市民目線に立って事業を進めてくれるよう期待している。
昨年、小中学校のすべての普通教室に冷房設備を整備することができ、一斉の整備は道内でも早い方と聞いているが、これはなによりもチームワークによる成果と実感している。御用収めで申し上げた不登校対策など、職場を横断的に取り組むようことを心がけ、知見を活かし組織力を発揮することで業務を効果的に進める事ことができると思う。
市長と語る会では、市の人口対策がどのように進められているのか分からないと指摘があり、第4回定例会の常任委員会では、市民と議員の懇談会において、観光のメリットを市民が享受できていないとの意見があったと聞いている。改めて、我々が思っているほど行政の情報が市民に伝わっていないのではと感じているところ。
議会からはしばしば周知の在り方が問われているが、的確に情報を発信し市政の見える化を進めていかなければいけないと感じている。自治基本条例に掲げる市民参加、あるいは協働によるまちづくりを進めることができるのではいかと思っている。
以上、業務の進め方・臨み方として、市民目線の市政・縦割りの打破・市政の見える化の3点についてそれぞれ事例を踏まえて必要性を話させてもらった。今年1年、これらを念頭に置き、市民に信頼をいただけるよう業務にあたっていただきますよう心から期待している」と挨拶した。
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