2025(令和7)年吹雪の幕開け 除夜の鐘響く小樽

 新年の幕開け早々、悪天候に見舞われた小樽には、大雪・風雪・なだれ注意報が発令中で、0:00過ぎの気温はマイナス2℃前後、風を伴い雪が激しく降り続けた。

 

 2025(令和7)年の幕開けを祝う行事が各所で開かれ、市内各寺院で除夜の鐘の音が響き渡った。

 

 各寺では鐘をつく時刻は様々で、手宮地区石山町の高台にある浄土真宗東本願寺派浄応寺(石山町5・島隆住職)では、吹雪の中、近隣住民が0:00前から雪まみれになりながら順番を待っていた。

 

 0:00に丁度に島住職が鐘をつき始め、「あけましておめでとうございます」と訪れた人々と挨拶を交わし、それぞれの思いを込めて鐘をついていた。

 

 一番最初に到着した小学2年の清玄君と母親は、21:00頃に下見に来たと言い、「野球で優勝できるようにお願いした。鐘をつくのは初めてで難しかったけど楽しかった。また来年も鐘をつきたい」と満足した様子だった。

 

 近隣の男性も、「新型コロナウイルス感染症の影響で5年ぶりに来た」と話していた。

 

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 小樽龍宮神社(稲穂3・本間公祐宮司)では龍神天昇祭が行われ、社殿前には、吹雪に負けずお参りの順番を待つ初詣客の長い列ができ、お守りやおみくじを販売する売店前にも列ができ、熱々の甘酒も振舞われ冷えた体を温め、例年通り賑わっていた。

 

 0:20から巫女4人で舞う豊栄舞、続いて小学生や中高生の神楽の演目など、いつもより長時間にわたり披露された。

 

 繁栄と金運上昇の御利益を受けとってもらいたいと、お参りした人からも見える位置に巳年にちなんだ龍神様を公開。

 

 獅子舞で蛇を模った根付を100個限定で配布し、150個用意された祝の餅も初詣客に振舞われた。

 

 愛犬と一緒に一家4人で訪れた女性は、「2025年が良い年になればと初詣に来た。家族の健康をお願いした」と話していた。

 

 ◎龍宮神社(外部)

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