小樽龍宮神社(稲穂3・本間公祐宮司)は、幕末・明治に活躍した榎本武揚公によってここに移され、住む人たちの平穏な暮らしを守るため1876(明治9)年に建立され、2026(令和8)年には創設150周年を迎える。同時に、榎本武揚公の生誕190年・没後120周年の記念すべき年でもある。
1年の初めとなる元日(令和7年1月1日)0:00から社殿で龍神天昇祭が行われ、本間宮司が小樽市民に向け健康と開運招福を祈願した祝詞を奏上した後、0:20から雅楽の巫女舞の巫女4人が、ますます栄えるよう祈る弥栄を言祝ぐ(いやさかをことほぐ)「豊栄舞」舞い踊り、小学生や中高生の神楽など演目も多く披露される。
巳年にちなんだ正月限定の蛇の根付け100個が配布され、“龍神様の舞”の獅子舞を披露し、餅150個を初詣客に振舞う。冷えた体を温める人気の甘酒の無料配布は1〜7日で実施される。
巳年の蛇は金運上昇の意味と、蛇の化身が神様になった形が龍神様と考えられるところもあり、岩に蛇が巻き付いた物を龍神様として祀っているところもある。
同神社でも、いつもは見えない部屋にそのような龍神様をいくつか祀っているが、巳年にちなんで見える場所に移動して公開する。関係者は、「皆さんにお参りをしてもらい、繁栄と金運上昇の御利益を受けとってもらいたい」と話している。
巳年のお守りもちりめん巳守り・もふもふ巳守り・ぬいぐるみ守り・巳年カラー土鈴など豊富な素材で、巳年限定御朱印も用意されている。
本間宮司は、「206(令和8)年には150周年を迎えるため、来年はしっかりと準備をする年となる。榎本武揚公を御祭神として迎え、龍神様の社の建立や手水舎も新設のための工事を着工し、令和8年の龍宮祭りの6月の完成を目指したい。
沢山の方々にお知らせして150年を迎えたい。ご協力をお願いして記念事業を成功させたい」と来年への思いを話し、記念事業の奉賛を募っている。問合せ:0134-22-4268
◎関連記事