小樽消費者協会調査部が中心となり、市役所(花園2)別館5階生活安全課執務室で、10施設の年末年始に必要な食材の試買調査(9品目)と見取り調査(3品目)を、12月27日(金)9:30〜13:00に実施した。
同会員10名が、市内のスーパーや市場など10店舗を手分けして訪問し試買調査を実施。長ねぎ・ほうれん草・大根・三つ葉・竹の子水煮・里芋・ごぼう・人参・みかんを購入して持ち帰り、記載の容量や産地の偽装がないか、正月商品の便乗値上げはないか確認した。
鶏もも肉・豚肩ロース肉・たまごの価格や産地を市場調査し見取り調査を行った。今月の値上がり状況を比較するため11月29日(金)も調査している。
ラルズ桂岡店で買い物をしてきた女性は、「先月よりもみかんが100円以上高くなっている。三つ葉は例年同様値上げになっている。この活動を長年続け、自分の買物に反映できる点や日頃の生活の目安になり、とても勉強になる」と話していた。
調査の結果、前年と比べて一番値上がりしたのはほうれん草の49.2%(90.9円→135.6円)、次いで長ねぎが27.4%(89.9円→114.5円)。鶏もも肉はマイナス7.5%で値下がりした。
先月と比べて一番値上がりしたのは三つ葉の111.2%(412.0円→870.1円)、次いで長ねぎの84.2%(62.2円→114.5円)、値下がりしたのは大葉マイナス11.4%(24.8円→22.0円)で、鶏もも肉と卵も値下がりが見られた。
同会担当者は、「先月の試買調査でも物価高の声を聞いていたが、年末試買では、一部の商品だけではなく全体的に値上がりを感じた。前年度から比較すると、1.2倍〜1.5倍の値上がりが見られ、特に冬の果物みかんが高くなったと感じた。
鶏肉は、昨年の鳥インフルエンザが落ち着いたようで、今年は値下がり感があり、卵も同様」と調査結果を発表した。
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