10月24日(木)に行われた2024(令和6)年プロ野球新人選手選択会議(ドラフト会議)で、北照高等学校(最上2・小路修司校長)3年生の高橋幸佑さん(17)が、中日ドラゴンズから5位指名を受け、プロ野球選手になる夢を実現。
同校からプロ野球選手の輩出は10年ぶりで、高橋さんで13人目となった。現在、中日には現役選手として、先輩の齋藤綱記さんが在籍し心強い存在がいる。
高校時代を過ごした小樽を離れ、自宅のある神奈川県横浜市に帰省する12月24日(火)10:00から、小路校長・上林弘樹監督とともに市役所(花園2)を表敬訪問した。
高橋さんは、2006(平成18)年12月31日に母親が札幌市に里帰りして出産し、中学まで横浜市で育つ。小学校1年生から野球を始め中学校で軟式野球部に所属。甲子園球場のスタンドから同校選手が戦っている姿を見て、進学を決めたという。
高校2年生の夏に予選デビューし、同年秋の新チームから主力となり、149キロの速球スライダーが持ち味の左ピッチャーに成長。U18日本代表候補選手に選ばれた。
高橋さんは、「ドラフト会議で中日ドラゴンズから5位指名を頂き、先日正式に契約した。背番号は61番。これからはプロ野球選手として、一社会人として頑張るので応援よろしくお願いします」と挨拶。
迫俊哉市長は、「軟式から入って来て、U18の選手にもなり北照に入ってぐっと成長した。ものすごい競争率の中で成長しなければならないし、怪我もできない厳しい社会だが、高橋君の後を継いで良い選手が出てくれればと思う。しっかり球団に鍛えてもらい、1軍で息が長く活躍できるような選手になってもらいたい。沢山の小樽市民が応援していることを心の拠り所として頑張ってもらいたい」と期待した。
上林監督は、「痩せたりホームシックもあり、いつ辞めるのか心配なところもあったが、スピードが上がるにつれ自信をつけていった。ドラフト中日5位指名されると出世枠との言い伝えがある」と話した。
記者から小樽について質問を受けると 「歩いていると頑張ってと応援された。小樽運河に行ったり、天狗山を下から観たりしていた。良い町で第2の故郷。北照は監督の指導や設備も整っていて成長できた。
毎年オフシーズンには小樽に戻り、野球教室などを開いて地域貢献したい。体力を強化し体を大きくすることを心がけ、プロ初先発初勝利で、目標選手はカブスの今永昇太選手」と述べた。