令和6年度小樽市議会第4回定例会閉会

 12月3日(火)に開会した、2024(令和6)年小樽市議会第4回定例会で議案55件を審議し、市長が提案した議案は原案通り可決とし、23日(月)閉会した。

 

 今定例会では、市長が提案した議案は2024(令和6)年度小樽市一般会計補正予算など41件、議員が提案した議案は、議案第27号小樽市非核港湾条例案と議案第43号小樽市議会議員の報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例案の2件、第3回定例会継続審査12件(決算認定)、報告第1号衆議院議員選挙及び最高裁判所裁判官国民審査費に係る予算を措置するため、2024(令和6)年10月9日に専決処分したもの。

 

 第3回定例会において議決された議案第29号「職員懲戒審査委員会委員の選任について」、地方自治法第176条第4項の規定により再議。

 

 議決結果は可決38件・認定12件・最終日に市長が提案した人事案件は、議案第39号小樽市教育委員会教育長の任命について、中島正人氏の任期が2025(令和7)年2月26日を以って満了となるため、引き続き任命するもの。

 

 議案第40号小樽市公平委員会員の選任については、関口正雄氏の任期が12月31日を以って満了となるので、引き続き同氏を選任するもの。

 

 議案第41号小樽市固定資産評価審査委員会委員の選任については、奈良岡修氏の任期が12月25日を以って満了となるので、新たに庄司慶壽氏を選任するもの。

 

 議案第42号人権擁護委員会候補者の推薦については、小澤倭文夫氏の任期が2025(令和7)年3月31日を以って満了となるため、新たに黒川裕之氏を委員の候補者として推薦するもの。人事案件4件についてはすべて同意した。

 

 報告第1号は承認、非核港湾条例案は否決、再議した小樽市職員懲戒審査委員会委員の選任については同意した。

 

 今定例会で新たに付託された陳情第10号「市道における除排雪(貸出ダンプ制度運用方法の見直し等)の陳情方について」は継続審査。継続審査中で今定例会で結果の出たものはなかった。

 

 意見書案第1号「選択的夫婦別姓制度の法制化を早期に求める意見書(案)」は、自民党以外は賛成で可決とした。所管事務の調査4件は継続審査とし、予定通り21日間で閉会した。

 

 2024(令和6)年を振り返って鈴木喜明議長は、「悲しい出来事もあり、幼く尊い命が痛ましい事件事故の犠牲となった。心から哀悼に意を表するとともにお悔やみを申し上げる。12月2日付けで当市議会議員の中村誠吾氏が辞職した。我々議員は市民から負託を受けた者として、職責の重さを自覚し高い倫理感と見識をもって、市政の発展と住民福祉の向上に努めなければならない。

 

 議員各位におかれては、このことを十分に踏まえ、今一度、議員活動等に向けコンプライアンスの遵守はもちろん、市民の信頼に応えるようお願いしたい」と述べた。

 

 ◎小樽市議会(外部)

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