歳末特別警戒で住宅防火対策推進 小樽消防本部

 小樽消防本部では、歳末特別警戒(12/10~31)期間中に住宅防火対策推進行事として、12月10日(火)15:30~17:30にウイングベイ小樽(築港11)5番街1階ハイタッチコートで、住宅防火対策推進広報を実施。

 

 同本部5名・小樽市消防署3名・消防団6・7・16分団5名・女性防火クラブ2名が参加し、 同署マスコットキャラクター・しょうちゃんも登場し通行人を和ませた。

 

 住宅防火対策リーフレットとクリアファイルを追加を含め400部配布し、150名分のアンケート協力を得た。

 

 防火予防上の注意点の周知や住宅用火災報知器の設置効果を広報するため、無線連動型や煙式・熱式・一酸化炭素を感知するなどの実物を展示。

 

 テレビモニターを使用した同器設置促進動画を放映し、署員と団員が、未設置世帯への設置や設置済み世帯への使用年数(10年)での交換などの維持管理指導も行い、設置の必要性について説明を行った。

 

 住宅用火災報知器の設置率は、2023(令和5)年6月1日現在で、全国84.3%・条例適合率67.2%。小樽では2024(令和6)年で68%と、全国・全道設置率の84%よりも低い現状。

 

 市内の火災発生件数は2024(令和6)年1月~12月10日で26件・死亡0名。前年同月では今年より10件多い36件で死亡も2名だった。火災発生件数は例年40件前後で推移している。

 

 これからの季節は空気が乾燥し、ストーブなどの暖房機器を使用する機会が増え、火災発生の危険性が高まる。火災原因は、1位たばこ・2位ストーブ・3位コンロ・4位電気関係の火災も多く、モバイルバッテリーをカバンに入れて転んで衝撃を受けたや劣化など、リチウムイオン電池の発熱で発火する恐れがあるため注意が必要。

 

 ◎小樽市消防署(外部)

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