12月7日(土)、小樽サンタラン実行委員会(谷口代表)では、サンタクロースの格好で市内中心部を練り歩く小樽サンタラン2024を開催した。
市内で病気と闘う子どもたちなどにクリスマスプレゼントを贈るチャリティーイベントとして2019(令和元)年にスタート。コロナ禍ではオンラインで2回実施され、2022(令和4)年に3年ぶりに対面で再開でき、2024(令和6)年の今回で5回目の開催となる。
一般参加者を募り大学生から成人までの8名が参加。小樽商科大学の社会連携実践を履修する学生14名がスタッフとして参加し、初スタッフの1年生2名は、サンタクロースの衣装に合わせ白い髭も付けてサンタランを盛り上げる意欲を見せていた。
実行委員会が用意したサンタクロースの衣装を着た参加者とスタッフは、開会式後、都通り商店街から駅前通り〜小樽運河〜日銀通り〜都通り商店街と巡り、再び集合場所の稲穂二丁目会館(稲穂2)に戻る1時間ほどのコースを練り歩いた。戻った同会館では、第2部の小樽商科大学のサークルによる発表やクイズ大会を楽しんだ。
数カ所でその場所の歴史などをスタッフが解説し、参加者は耳を傾けた。サンタクロースの衣装を着た団体とすれ違う観光客から何の団体か聞かれたり、小樽駅前や小樽運河で大勢の観光客から注目を浴び、撮影に応じながら参加者もウオーキングを楽しんでいた。
韓国からの留学生・金建鎮さんは、「子どもたちにプレゼントをすると聞き、意味があると参加を決めた。とても楽しい。来年も参加したい」と話していた。
谷口代表は、「無事に開催できて良かった。現在3年生で1年生の時からずっと参加しているが、これまで運河プラザを集合場所としていたが、使えなくなり場所を探したり、未経験の実行委員が半数近くいて大変だった」と開催に安堵していた。
集められた参加費は、後日、市内病院と子ども食堂の子どもたちへ贈るプレゼントに活用する予定。
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