小樽ほほえみフェスタ2024 障害者に理解を!

 小樽市「障がい者週間」ほほえみフェスタ実行委員会(下村裕介会長)は、障害者週間(12/3〜9)に合わせ12月5日(木)・6日(金)に、障害者団体の工芸品・授産製品展示即売会「ほほえみフェスタ2024」を、小樽長崎屋小樽店(稲穂2)1階公共プラザと2階催事場で開催している。

 

 同週間に合わせた啓発事業として1993(平成3)年度から実施され、市民に障がい者問題の理解と認識を更に高めてもらおうと、障がい者の福祉の増進に寄与するための事業として、作品展示販売・パネル展などの啓発活動を、夏・秋・冬の年3回開催。

 

 今回は、市内の障害者関連事業所・小樽市と保健所を合わせて16団体が参加し、どんな施設でどのようなことをしているのか知る良い機会にもなっている。

 

 1階では、小樽身体障害者福祉協会(浅田勲会長)が開く身体障害者デイサービス事業肢体・聴覚障がい者合同書道教室での書道作品や写真教室での作品、小樽市障がい児・者支援協議会福祉いどばた部会が制作した小樽市就労継続支援B型施設の地図、児童発達支援放課後デイこもれびのカレンダーやふろーむながはしのクリスマスをイメージした作品・こころは折り紙で作った作品などを出展。保健所から市内の自殺の現状ポスターを掲示した。

 

 2階催事場では、市内の障がい者施設など10施設が出展。社会福祉法人塩谷福祉会(塩谷4)では、今年で7回目となる竜玄さんこと中川賢さんが制作した、2025(令和7)年カレンダー大・小タイプを30部ずつ1冊500円で販売。

 

 今年も小樽の風景を描き、小樽運河・天狗山ロープウエイ・奥沢水源地水管橋の階段式溢流路など2ヶ月ずつ6枚入りで、これまでのマジックに水彩絵の具を加え、更に色鮮やかさが増し魅力的に仕上がっている。

 

 定番はちみつの新商品・純粋はちみつ(小瓶タイプ)のラベルも中川さんが担当し、可愛らしい蜂が描かれている。

 

 小樽ろうあ協会でも関連本とカレンダーを販売し、ひだまりcafé(長橋2)では、シフォンケーキやカップ入りのチーズケーキ・チーズたっぷりのティラミス・パンなどをリーズナブルで買い求めやすい価格で販売。

 

 四ツ葉学園は、籐工芸作品やアクセサリー、寒い季節に合わせた手編みのマフラー・手芸品などを販売。園内で育てたシイタケを乾燥させ格安で販売。

 

 ステップアップおたる(長橋2)で現在作業をしてる12名の踏み台や手芸品を展示販売。現在、一般公募があった初音ミクのキャラクター犬を受託し制作の真っ最中で、仕事の幅が広がり、利用者も意欲的に取り組んでいるという。

 

 市福祉保健部福祉総合相談室の岩瀬さんは、「障がい者の皆さんの作品を見てもらい、理解を深めてもらいたい」と話している。

 

 共に生きるー小樽ほほえみフェスタ2024 12月5日(木)・6日(金)10:00~17:00

 長崎屋小樽店(稲穂2)1階公共プラザ・2階催事場 入場無料

 

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