11月26日(火)浅草公会堂(東京都台東区)で、厚生労働省こども家庭庁全国社会福祉協議会(村木厚子会長)中央共同募金会主催で開催された2024(令和6)年度全国社会福祉大会で、小樽市社会福祉協議会(近藤眞章会長)の小樽・北しりべし成年後見センター(小野寺正裕所長)の取り組みが高く評価され、全国社会福祉協議会会長表彰(優良活動表彰)を受けた。
12月4日(水)11:10から市役所(花園2)2階市長応接室で、近藤会長・小山秀昭常務理事・小野寺所長・笹山貴史事務局長が出席し、報告会が開かれた。
近藤会長は、「障害者も含めて、ソーシャルインクルーの考え方(悩みや不安などにも耳を傾け、温かいコミュニケーションを取りながら心地良く暮らしができ、すべての人が社会に参加できるよう取り組む)で行動。共生社会の実現に向けて頑張っていきたい」と話した。
迫俊哉市長は、「このような形で高い評価を受け誇りに思う。市民の安心安全に繋がる取り組み、これからもよろしくお願いしたい」と期待した。
同センターは、成年後見事業(相談受付・申し立て支援・法人後見受任等)、日常生活自立支援事業、あんしんサービス事業、市民後見人の養成、生活支援員の養成などを行い、2010(平成22)年3月から、小樽市のほか4町1村(北後志圏域)を対象地域とし、広域で成年後見事業を開始し今日に至る。
成年後見業務は、利用者の気持ちに寄り添い、買い物や外食の付き添い、面談時の会話など、楽しい時間を過ごしてもらえるよう配慮し、日常生活自立支援事業の対象外となる施設入所者や入院者を対象として、金銭管理を行う「あんしんサービス事業」を独自に実施し、切れ目のない権利擁護支援を行っている。市民後見人の養成も行い、現在登録数39名。
相談件数は、2021(令和3)年度427件・2022(令和4)年度593件・2023(令和5)年度491件、成年後見受任件数は概ね50件で推移。
同協議会は、小樽市から地域包括支援センターや生活困窮者自立支援事業の相談支援等を受託していることから、成年後見センターと相互の連携が図られている。
社協のほかに、小樽市の民生委員・児童委員や障害者介護施設の生活支援員4名も表彰を受けた。
〇厚生労働大臣表彰(民生委員・児童委員功労者)多年に渡り民生委員児童委員として社会福祉の推進に貢献
手宮地区会長 戸内廣氏
〇全国社会福祉協議会会長表彰(永年勤続功労表彰)民生委員児童委員・社会福祉法人・福祉施設・社会福祉協議会及び民間社会福祉団体等の役職員や現職で30年以上の長期に渡り社会福祉に従事
民生委員・児童委員・オタモイ地区会長 高島クニ子氏
社会福祉法人小樽四ツ葉学園よつばふれあい生活支援員 山形美月氏・獅々堀美香氏