文部科学省及び国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の補助事業に採択され、共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)の取り組みの一環として、第3回オアソビプロジェクト2024が、11月30日(土)10:30~17:00ウイングベイ小樽(築港11)1階5番街ネイチャーチャンバー他で開催され、北海道大学COI-NEXT・小樽商科大学・小樽市が共催した。
同プロジェクトは、市内の子どもたちやその家族・地域住民が、体験(あそび)を通じて、まち(社会)の課題に触れ、課題を“じぶんごと化”し、自分のまちを作っていく人を育てるイベントで、スタッフには、授業の一環として参加した同大学生や北海道大学・小樽未来創造高校生らが務めた。
ネイチャーチャンバーのステージでは、桜町中学校吹奏楽部による演奏会が開かれ、大勢の観客が集まり、1960年代に人気だったモンキーズの「デイドリームリバー」やコンビニCMでお馴染み「ムーンライトセレナーデ」などが演奏され、吹奏楽の楽器の演奏体験会も開かれた。
ステージ横では、小樽の海で拾ったシーグラスを使ったレジンアクセサリーの制作体験ブースを開設。あっという間に予約が埋まり、受付を済ませた子どもたちが体験を楽しんだ。
商大生は約50名ほど参加し、3年の谷口さんは、「小樽に通っている学生が多く、大学の往復だけでウイングベイ小樽にもあまり行かない。イベントを通じて小樽の人と関われて楽しい。会場で初めて会う顔ぶれで知り合いも増えて嬉しい」と話していた。
5番街4階テナントスペースでは、同大学ボランティアサークル「小樽笑店」と小樽中央幼稚園が協力。子ども向けの縁日コーナーを開設。
同大生と同園年長20名が1か月前から交流を深め、クレーンゲームとカプセルトイ(ガチャ)のゲームを紙で手作りし、何度も練習を重ねて本番を迎えた。
同園職員は、「もっと子どもを好きになってほしい。子どもってかわいいと思ってもらいたいのが大きなきっかけ。昨日までに準備をして、園児は8チームに分かれて練習してきた」と話した。
同年中園児は、「クレーンゲームをして、手作りの剣をゲットし楽しい。他のブースも回りたい」と話していた。
北大の社会連携サークルきづき・きずきでは、ステージ横に「小樽のあるあるをカルタで制作しよう」と、4階の縁日コーナーに子どもたちに和歌に親しんでもらおうと「和歌カード」の制作を実施。ポストカードに好きな短歌を貼ったり、スパンコールなどデコレーションして楽しんでいた。
このほか、5番街1階済生会ビレッジでは、家族みんなで健康OASOBIと題し、家族でチャレンジする体力テストや「心」と「体」を親子で一緒に体験し、体力特性や最新の健康知識を学んでいた。
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