小樽出身でニューヨークと張碓町に拠点を持つピアニスト・野瀬栄進が、11月22日(金)14:30から市役所(花園2)2階市長応接室で、活動報告を兼ねた表敬訪問を行った。
野瀬氏は、毎年この時期に表敬訪問を行い、4日後の26日(火)に札幌コンサートホールkitara小ホールでソロコンサートを控え、その内容や1年間の活動など近況を報告した。
コロナ禍でニューヨークに戻れずにいたが、築88年の古民家をリノベーションした張碓の拠点となるスタジオ兼ピアノホールも完成し、ようやくニューヨークに戻って拠点も変え、2都市で作品作りに打ち込み、やっと落ち着きようやくスタートラインに立てたという。
13年前に組んでいたメンバーや新メンバーとのプロジェクトで、日本とニューヨークを行ったり来たりして取り組みたいと話した。
同コンサートでは即興演奏をはじめ、北海道をテーマにした曲や聴きなじみのあるバラードなどを演奏する予定で、同日に発売するアルバム2枚(動画付き3,000円)と奥尻などで撮影した渾身の写真入りの楽譜2冊も販売する。
迫俊哉市長は「小樽出身のピアニストを、ぜひ皆さんにも応援してもらいたい。世界で活躍されてるが、小樽の誇りでふるさとへの思いも熱く、こちらに来た時は報告に来てもらい、ふるさとを思ってもらっている」と歓迎した。
同氏は、「小樽に住んでいた頃は気づかなかったが、北海道の空気感・スピリッツ・北海道でしかダウンロードできない音があることに気づいた。寒いところにしかならない音があるように、そういう音楽が北海道シリーズでここでしかできないもの。
また、すでに北海道に根づくメロディ、例えばアイヌの旋律や江差追分など、北海道にあるスケッチを基にその場で作曲もしてみたい」と話した。チケット購入はこちらから。
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