小樽ゆかりの石原裕次郎生誕90年 12/7特別上映会

 生誕90年を迎える昭和の大スター俳優の石原裕次郎とゆかり深い、小樽から感謝を込めた特別上映会を2部制で、12月7日(土)に小樽市民センター(色内2)マリンホールで開催する。

 

 主催は昭和文化アーカイブス(御手洗企画内)で、代表の御手洗志帆氏は、こんなにも小樽に気持ちを寄せた大スターの生誕90年企画をやらなくては後悔すると、期待を寄せている。

 

 裕次郎氏が亡くなった1987(昭和62)年以降の1988(昭和63)年生まれの同氏は、裕次郎世代ではなが、青山学院女子短大に通っている頃、渋谷でホームレスのおじさんと知り合い、昔の映画について教わって 裕次郎氏の魅力を知った。

 

 2012(平成24)年より「戦争と記憶と記録を語る継ぐ映画祭」を個人で企画主催し、ライフワークとして毎年8月に映画祭を開催し、今年で13年目を迎えた。2014(平成26)年からはテレビ番組の映像制作に携わり、これまで沖縄戦や陸軍初の特攻隊・万朶隊、三島由紀夫事件などを取材制作。

 

 2019(令和元)年にはアジアテレビジョンアワードにノミネートされた。現在は、フリーランス(御手洗企画)で企業の実務ディレクターやイベント企画などを行う。

 

 御手洗氏は、「おタテまつりで石原プロモーションのテントの文字を見た。生誕90周年イベントが他になく、まき子さんへも届けたい思いもある。数々の裕次郎作品の日活映画は青春ラブロマンスが多く、映画にはロマンがあり昭和のめちゃくちゃ感などファンには見どころ満載。実力のあった俳優を見て元気がもらえたし、人生の視野を広げてくれた。映画業界の革命児だ」と話した。

 

 1部は10:00開場で、石原慎太郎脚本の裕次郎デビュー2作目で妻の北原三枝さんと初共演作の「狂った果実」(1956年)を上映する。

 

 2部は13:30開場で、石原プロモーション制作としては初のテレビドラマ「大都会―闘いの日々」の中から、倉本聰さんが脚本を務めた名作8話「俺の愛したちあきなおみ」(1976年)を上映する。

 

 1部・2部共に上映後は、娯楽映画研究家の佐藤利明さんが、「小樽を愛した石原裕次郎」・「石原裕次郎 仕事に懸けた情熱」をテーマに40分ほど講演を行う。

 

 チケット一般:1部1,500円2・部1,500円・2部通し券2,500円、学割各部とも1,000円。

 

 詳しくは御手洗企画(外部)へ。