小樽市内小学校14校・50点出展 自由研究作品展

 小樽市総合博物館(石川直章館長)本館(手宮1)2階科学展示室では、11月24日(日)まで、夏休み期間中に市内の14小学校の児童が制作した自由研究作品50点が展示されている。

 

 

 今年度の館長推薦賞に、奥沢小学校2年の笹森さんの作品「いろいろな石について」、小樽中央ライオンズクラブ推薦作品に山の手小学校2年の𠮷田さんの作品「あいぞめがしたい」、このほか学芸員推薦作品に6点・入選10点が選ばれた。

 

 笹森さんは、昨年1年生の時にも学芸員推薦賞を受賞している実力者で、まとめも素晴らしく、いろいろな人に話を聞いていること、いろいろな場所で石を見つけていることなど関心することが多く、自ら発信し自発的に制作している。参考にした文献も掲載し発表の原点でもあり、さらに反省点も書かれ、次回はどんな発表がされるのか楽しみだという。

 

 また、𠮷田さんも昨年同推薦賞の受賞者で、幼稚園の時に経験した藍染めに興味を持ち、藍を育てるところからスタートし、更に今年はバージョンアップした内容で、模造紙に綺麗な字で分かりやすくまとめている。育て藍から染めたものも展示している。

 

 担当の鈴木博子学芸員は、「今回の特徴としては、ファイリングされたものが多く、ただの工作だけではなく、その内容について細かくまとめている。自由研究をするかしないか、自由になった学校もある中で50点が集まった。

 

 夏休み中に子どもたちがいろいろなことに興味持ち、調べたりいろいろな本を読んでまとめた成果が並んでいる。分からないことは専門家に聞くことも大事で、ぜひ博物館の学芸員にも聞いてもらいたい。次回に挑戦したくなるようなお兄さんお姉さんの作品を、ぜひ会場で見てほしい」と話した。

 

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