旧国鉄手宮線廃線印販売 北海道鉄道文化保存会

 鉄道廃線跡を活用して観光施設などでは、多くの人々に訪れてほしいと全国の廃線を繫ぐ廃線印(記念印)が制作販売され、NPO法人北海道鉄道文化保存会(清水道代理事長)でも、2023(令和5)年10月に廃線印(300円)をはじめ最近では廃線印帳(2,000円)も制作し、多くの人に知ってもらいたいと周知活動に力を入れている。

 

 小樽市総合博物館本館(手宮1)売店ポッポで販売されている廃線印は、「北海道鉄道発祥の地、官営幌内鉄道旧国鉄手宮線」の文字と、赤い印には、1885(明治18)年に幌内鉄道6番目に輸入された蒸気機関車で同館で保存されているしずか号をあしらった。

 

 同館敷地は、北海道最初の鉄道「官営幌内鉄道」の起点となった手宮地区にあり、今もアイアンホース号が来場者を乗せて走り続けている。同印の取扱場所は全国11カ所。現在制作中や検討中は7カ所ある。(2024年9月2日現在)

 

 北海道では、陸別駅(道の駅オーロラタウン93りくべつ)で販売のふるさと銀河線りくべつ鉄道、ひがし大雪自然ガイドセンターなどで販売している旧国鉄士幌線糠平駅。木古内町旧江差線では道南トロッコ鉄道駅記印が販売され、小樽も加わり4カ所となった。

 

 先日、札幌の地下歩行空間で北海道遺産PR活動を行い、旧国鉄手宮線の廃線印を販売し手応えを感じた清水理事長は、「地元の美味しいものを求めて出かけ、コレクションになるので、ぜひ巡ってもらいたい」と話した。

 

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