一般社団法人小樽観光協会では、一般社団法人余市観光協会と協力し、みなとオアシス特設会場で、小樽と余市の秋冬観光に誘客促進する新企画・YOI-TARU味覚祭2024を、11月16日(土)・17日(日)10:00から開催した。
初日は、この季節としては穏やかで暖かい最高気温13.1℃(14:44)を観測し、イベント日和となり会場は大勢の人々が行き交った。
小樽13店舗と余市5店舗がずらりと軒を連ね、ポートマルシェ前ではキッチンカーも出店。飲食スペースには暖を取れるようにストーブを設置。両日とも14:00から、大きなシャコ1尾が器の中に横たわり美味しいと評判のシャコ汁1杯を500円(税込)で提供。
会場入口にはニッカウヰスキー90周年記念ブースを設け、歴史や創業者竹鶴政孝に関するパネルも展示。同氏のフロンティアスピリットを創業90周年を機に創り上げた新作「ニッカフロンティア」を、ストレート・ロック・フロートハイボール(各500円)をグラスで提供。隣接するポートマルシェで販売のボトルは売り切れとなる人気だった。
小樽運河100年プロジェクトチームは、TARUHAGときのこのこのここしたんたんの2ブースを担当し、おタテ(ホタテ)チャウダーや余市の豚肉とチーズで豚レット、小樽のホタテとチーズでオタレットを提供。
小樽あんかけ焼そば親衛隊も出店し1日200食限定で提供し、小樽と余市のご当地キャラクター・運がっぱとソーラン武士が登場し、来場者を楽しませた。
小樽商大1年の庄木実行委員は、「ボランティアの配置やゴミの分別・片付けなどを手伝い、これまでいろいろなイベントの経験が今回の仕事にも活かせている。お客さんが沢山来てくれて一安心」と話していた。
また、しっとりと秋の夜を楽しんでもらおうと焚火エリアを設置し、両日16:00から実施。昼間は専用の薪割器を使って薪割体験を行い、その薪を使った焚火焼く串刺しマシュマロを無料配布。
小4と中1の姉妹の妹は「焚火にあぶりすぎて焦げてしまった」と話し、姉は「以前に経験があり上手にできた」とマシュマロを頬張った。
16:00からは手持ち花火体験も開始され、長蛇の列ができるほどの人気だった。季節外れの手持ち花火を楽しんだ親子連れは、「11月に花火ができるのは嬉しい」と喜んでいた。
日が暮れても、親子連れが会場を行き来して店舗をはしごしたり、小樽と余市の味覚を堪能していた。
小樽在住の女性は、「このイベントが新たな名物のひとつとなればと思う。わざわざ余市に行かなくてもここで食べられるのが嬉しい」と話していた。