一般社団法人北海道消防設備協会小樽支部(宮本英司支部長)では、小樽市消防本部(見山義秋消防長)に応急手当普及啓発用資器材(AEDトレーニングユニット1台・13万2千円相当)を寄贈し、11月8日(金)11:00から贈呈式を行った。
贈呈式会場には同ユニットが展示され、宮本支部長と会田泰規事務長が出席し、見山消防長へ目録を手渡し、小樽市から感謝状が送られた。
同小樽支部は毎年寄贈を続け、2016(平成28)年2月には消防車型LEDミニライト300セット、2023(令和5)年3月に防火・防災啓発クリアファイル100枚、同年10月に住宅用火災報知器100個、同年11月に応急手当普及啓発用訓練人形2体などを寄贈。
今回は、11月9日の「119番の日」を迎えるにあたり、119番通報した際、病気や事故などに遭った人を助けるためには、救急車が到着するまで居合わせて人が適切な応急手当を行う必要があり、そのために同ユニットを寄贈することとした。
自動体外式除細動器(AED)は、けいれんして血液を流すポンプ機能を失った心臓に電気ショックを与え、正常なリズムに戻るための医療機器で、2004(平成16)年から一般市民でも使用できようになった。救命率を向上させるためにはAEDの取り扱いの訓練は必要で、今回寄贈の同ユニットは救急講習等で使用する。
宮本支部長は、「事業所や市民の方に、突発的にAEDを使うことはできないと思うので、ぜひ講習で使っていただきたい」と話した。
見山消防長は、「毎月9日に消防本部で救急講習を実施しているほか、市民の希望により開催している。その時にぜひ同ユニットを活用して講習を普及しながら、ひとりでも多くの人を救ってもらいたい」と話した。
同ユニットは、11月9日(土)開催の救急講習会で使用し消防署(勝納町10)に保管する予定。小樽市には、寄贈分を入れ同タイプのユニットは9台。旧タイプは5台ある。
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