小樽で初積雪観測 12月並みの寒気到来

 上空に冬型の寒気が入り込み、12月並みの寒気に見舞われた小樽では、11月6日(水)23:00に積雪1cmを観測し、今シーズン初めて雪が積もった。

 

 北海道174地点のうち、網走北見紋別地方の西興部で7cm、後志地方の喜茂別と赤井川で6cm、道内21地点で1cm以上の積雪を観測している。

 

 札幌管区気象台によると、1990年〜2020年の30年間は11月15日を初雪の平年値としているため、平年に比べ9日早いことになる。

 

 7日(木)も積雪状態が続き、夏靴から冬靴に慌てて履き替えた市民も多い。気温も低い状態が続き、真夜中12:02には0.8℃を観測。6:51になっても5.4℃までしか上がらず、コートのほか手袋・マフラーなどで防寒しての通勤通学となった。

 

 市内では幹線道路の雪は融けたが、住宅地の小路・車通りが少ない裏通りや屋根には雪が積もったままとなり、冷たい風を伴いみぞれや雪が降り続いた。街路樹のたわわに実ったナナカマドの実も風に激しく揺れ、庭先の花壇にも雪が積もり雪景色が広がった。

 

 札幌管区気象台での予報は、雪のピークは7日の今日いっぱい。冷たい空気も明後日9日(土)には収まり、週末には気温も平年並みとなる。

 

 ◎2024年11月7日の北海道の日最深積雪深いほうから(アメダス)

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