杜のつどい(星功会長・会員350名)では、40ほどある多彩な講座の日頃の成果を発表する、杜のつどい文化祭展示発表会を、産業会館(花園2)1階の杜のひろばを会場に、10月30日(水)・31日(木)で開催。
手作りの靴下カバー、ポーチや布バッグなどを格安で販するコーナーもあり、書を楽しむ会の見事な書道作品を展示し、レベルの高さをアピール。
認知症予防の能力アップ教室では、その場で漢字や計算などの体験ができ、問題の一部を販売。講師の高橋真理子さんは、「継続してやることでレベルアップし、日頃の成果が出ている。参加者同士の会話も楽しい」と話した。
可愛らしい絵に注目が集まる新聞ちぎり絵は、ハガキに新聞紙をちぎって貼り合わせた雛人形や羽子板・クリスマスリース、人や花・動物など多彩な題材で制作した作品を展示。講師は「ハガキとのりと新聞紙があればできる。新聞紙の色を使い手でちぎって制作。みんな笑顔になる」と話した。
手編み教室も、これからの季節に合わせた毛糸のベストなど力作を展示。本格的な生け花も会場を華やかにした。かんたん布あそびでは、クリスマスリースや巾着・布バッグ・マフラーなどを並べ、参加者の器用さに来場者も関心しきり。
星会長は、「高齢化が進んでいるが、皆さん頑張っていて素晴らしい作品ばかり。気軽に立ち寄り、会員の作品をご覧いただきたい」と話していた。
高齢者化が加速する中、高齢者が培ってきた知恵を生かす機会や場所を提供して生きがいを与え、賑わい空間の創出と地域コミュニティの再生を目的に、2005(平成17)年4月に設立された杜のつどいでは、様々な講座や講演・行事・遠足などを実施し、会員も積極的に参加している。
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