小樽市(迫俊哉市長)が公募した「ゼロカーボンシティ小樽市」のロゴマークが、千葉県在住の大滝このみさん(28)の作品に決定し、10月28日(月)13:00から市役所(花園2)2階市長応接室で授賞式が行われ、賞状と副賞が渡された。
2050(令和32)年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ小樽市」を表明している小樽市は、7月22日(月)〜9月6日(金)間に、ゼロカーボンシティを目指すシンボルとなるロゴマークデザインを公募し、全国から108名・133作品の応募があった。
市職員による投票で一次選考を実施して6作品を選び、9月27日(金)〜10月17日(木)で最終選考の一般投票を行い、投票総数930票中187票獲得した大滝さんの作品に決定。
迫市長は、「白と深い藍色にインパクトがあり、これからの私たちのゼロカーボンの取り組みの中で使われ、市民だけではなく市内外に発信し皆さんにロゴマークをご覧いただきたい。周辺の環境に違和感ないところも良かった」と感謝した。
大学でデザインを専攻した大滝さんは、2021(令和3)年1月〜8月に小樽に移住し、展覧会のチラシやDMづくりの仕事をしていく中で、小樽に魅力を感じ環境の美しさに小樽が好きになった。
今は千葉県に戻っているが、小樽に何か恩返しをしたいと思っていたところ、公募の話を見つけた。
小樽では、全国展開のコンビニなどの店舗色のトーンを落とし、景観に溶け込むようにしているため、ロゴもアンティ—クの趣きのある深い藍色を選んだという。
ゼロの文字を全体的に使い、中心にガス灯をあしらい、ゼロの部分の模様は波とあぶくを左右対称に入れたシンプルな中にも、存在感を感じさせるロゴとなっている。
「環境を考えるロゴなので、皆さんに環境を考える意識が広がればと思う。市民ではないからこそ小樽の美しさに感動した。ゼロカーボンについて調べるといろいろな環境に対する事業や取り組みがあり、その中で風力発電や太陽光発電など、ゼロカーボンいいねだけじゃなく、環境に良いと考えた上で賛同し、環境に良いことを勧めていってほしい」と話した。
市生活環境部環境課では、このロゴマークに関する使用基準を11月中に定め、多くの人に活用してもらえるよう周知を図りたいとしている。
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