一般社団法人小樽青年会議所(橋本喜生子理事長)小樽ブランティング委員会(松岩
一輝委員長)は、10月14日(月)13:00から15:30まで小樽市役所(花園2)議場で、小
樽市子ども議会を開催。
市内小学5年生〜高校生の児童・生徒を募り、6月29日(土)からこれまで5回の勉強会を開き、のべ36名の子ども議員が参加して同議会の開催に向け準備を進めてきた。
本番さながらの子ども議会定例会を開会し、迫俊哉市長をはじめ、上石明副市長・各部長・中島正人教育長・小岩井小樽海上保安部長・橋本理事長らが出席。36名のうち11名の子ども議員が議場に入り一般質問に立ち、質問時間は1人3分、再質問なしで日程は1日間とした。
傍聴席には、保護者やJCメンバー、勉強会に関わった関係者ら約50名が集まり、普段は写真撮影や拍手禁止だが、今日はそれも解除された。
議長は水島稜斗議員が務め、「公平で厳格な議会運営に努めたい」と挨拶。途中、日置愛海副議長に議長を交代した。
審議に先立ち、橋本理事長は、「“人とまちを繋ぐ架け橋に”をスローガンに、本事業は子どもたちの声を未来に届けようと開催。5回の勉強会に参加し、自分たちの足で小樽の魅力を再発見し、小樽の可能性を見つけたと思う。
今日の質問は、子どもたちが自発的に考えた質問で、まちへの純粋な思いに驚いた。子ども議員の活躍の場を見届けほしい。小樽の未来を考える架け橋にとなれば」と挨拶した。
迫市長は、「年4回議会があり、いつも議場に入る時は身の引き締まる思い。今日も本当に議会のようで同じ思いを感じた。5日間の勉強会を経たことも嬉しく思う。あらかじめ質問の内容を頂いている。これからのまちづくりや市政に活かしたい。子どもっちに貴重な機会を与えてくれた青年会議所の皆さんに感謝する」と述べた。
1番目の質問者・高野議員は、「子どもの遊び場について、公園の数が少ない。運動能力の低下に繋がるのでは?市長はどう思っているか」と質問。
迫市長は、「市内には93カ所の公園があり、道内10万人以上の9都市で、まちの面積に対する公園数を比較すると、小樽市は6番目で少なく、古くなった遊具やベンチを新しくするなど、今ある公園の環境や施設を良くして魅力ある公園にしたい。
外遊びの機会が少ないことに関して、国が行う全国的に見て小樽の子どもたちの体力状況は、新型コロナウイルス感染症の影響で低下したが、2023(令和5)年度小学生の体力は、全国の点数を超えるほどに戻ってきていると聞いている。友だちと一緒に仲良く外で身体を動かすなど、スポーツをしてほしい。
アンケートをもとに、小樽公園の中に、雨の日でも遊べる・斜面で遊べる・水遊びができる・親子で遊べるエリアを設けて、1歳~12歳の子どもたちがそれぞれの年齢にあった遊具で遊べるよう整備を考えている。集まりやすく楽しくなる公園になるよう取り組みたい。
総合体育館の整備を進めているが、新しい体育館では、1年を通じて水泳や水遊びができるプール室や、1周200mのランニングコース。ギッズスペースもあわせて整備する方向。また、小樽公園のそり遊びコーナーは 2027(令和9)年の完成を目指す」と答弁した。
このほか、避難訓練を冬や夜が更けてからの時間帯でできないか?、通学路の交通安全対策を示して?、現在の給食時間15分は短いため10分伸ばすことはできなか?、公共施設のトイレの洋式化について、市に道の駅がないのはどうしてか?、通学路の熊の対策について、英検などの試験会場についての質問に、迫市長や中島教育長が答弁した。
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