小樽後志民謡連合会創立110周年記念・北海浜節全国大会開催

 小樽後志民謡連合会創立110周年を記念し、第20回北海浜節全国大会が、9月29日(日)9:30から小樽市民センター(色内2)マリンホールで開催された。

 

 エントリーした小学3年生から大人まで男女約100名が、相蘇貴子大会審査委員長をはじめ審査員5名が、厳しい目と耳で審査した。

 

 北海浜節は、1965(昭和40)年民謡師範の千葉勝友氏が、当時の鰊の豊漁で栄えた活気あふれる様子を伝えた歌詞に、江差追分節を組み込んだ創作民謡で、2001(平成13)年11月23日、祝津パノラマ展望台に歌碑が建立されるほど小樽に根付いた民謡。

 

 開会式で宮下航英大会長は、「先人の弛まぬ普及活動と皆さんの参加に感謝する。選手は日頃の稽古の成果を十二分に発揮してもらいたい。観客の皆さんには、大きな拍手をお願いしたい」と挨拶した。

 

 迫俊哉市長は、「浜節が大会を通じて広く世に認知されることは、活気あふれた当時の歴史を語りづぐものとして大変意義がある。市としても北海浜節をはじめとする伝統文化の継承に努め、小樽から様々な機会を通じて北海浜節の魅力を末永く発信されるよう期待している」と祝辞を述べた。

 

 10:00から、熟年の部・幼少年Ⅰ部・幼少年Ⅱ部・一般の部に分かれてスタート。約100名が出演して自慢の喉を披露した。

 

 佐々木清志前大会長から入会を勧められて10年の太田政明さん(ひばり会会長)は、「まだまだ未完成で難しい歌。生で三味線・尺八・囃子を自分だけのために演奏してもらい、とても緊張した」と話していた。

 

 大会結果
 最優秀賞 一般の部 石田桃子(札幌地区)
 優 勝  熟年の部 山田正敏(小樽地区)
 優 勝  一般の部 石田桃子(札幌地区)
 優 勝  幼少年Ⅰ部 藤田愛羅(恵庭地区)
 優 勝  幼少年Ⅱ部 五日市詩葉(帯広地区)

 

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