小樽市役所中庭で車いす点検ボランティア

 札幌自動車整備振興会小樽余市支部(廣瀬堅一支部長)と小樽自動車協会(廣瀬堅一会長)が、9月26日(木)13:00から小樽市役所(花園2)本庁舎本館裏中庭で、車いす点検ボランティアを実施した。

 

 地域社会への貢献活動の一環として、2010(平成22)年から公共施設で使用されている車いすを整備のプロが無料で点検している。

 

 2019(令和元)年から余市町も加わり、コロナ禍で2020(令和2)年と2021(令和3)年は中止されたが、今年で13回目となった。

 

 今回は、余市役場や余市社会福祉協議会22台・市内図書館・美術館・博物館などの公共施設58台の合計80台の車いす点検を、自動車整備士15名と役員5名が行った。

 

 直接持ち込んだものを除き、廣瀬会長や整備士がワゴン車や軽トラックで取りに行き、点検後に戻す作業も行われた。

 

 廣瀬会長は、「車いすが沢山集まり今後も継続していきたい。この取り組みは社会貢献や業界のアピールにも繋がる。毎年、車いすの状態を見ているので、良くなってきていると思う」と話していた。

 

 整備士は、持ち込まれた車いすを、タイヤの減り・キズ・空気圧・車輪のガタ・ゆるみ・ブレーキの効き・キャスターの具合など、点検資料に基づき丁寧に点検した。

 

 終了後は点検終了のステッカーが貼られ、再び折り畳まれ、配置場所まで運ばれた。

 

 参加2回目の自動車整備士は、「今日は10台の車いすを点検する予定。皆さんに安全に使ってほしい」と話していた。

 

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