第2回SORAN HEART FESTIVAL(ハート・フェス)が、9月22日(日)11:00から、小樽マリーナ(築港5)の停泊中の船をバックに、37チーム・総勢約700人が熱い演舞を繰り広げた。
かつて、小樽ゆかりの小説家・小林多喜二は港や鉄道といった大動脈により発展していく小樽を、北海道の心臓と表現。
ハート・フェスは、全道各地からYOSAKOIソーランチームが集結。YOSAKOIソーラン文化を小樽から各地に発信していくことで、小樽が再び北海道の心臓(ハート)となり、小樽の鼓動を感じてほしいと開催した。
西條公敏実行委員長は、「昨年は9月3日で暑かったので、今年は9月22日とした。踊る場所もヨットハーバーを背にしたり、新企画として、ウイングベイ小樽(築港11)でクイズ大会や総踊りやフォトコンも開催した。いろいろとチャンレジしながら育てていこうと思う。翔楽舞のメンバーなども実行委員となり、若手がアイディアを出し合い企画している」と話した。
ウイングベイ小樽でクイズ大会と誰でも参加できる総踊りを実施し、小樽マリーナ会場へと招き、同ソーランの練習を重ねてきた子どもたちが、演舞「はじめてのYOSAKOIソーラン in ハート・フェス」を披露。会場で撮影した写真をSNS等に投稿するフォトコンを開催した。
会場には踊りを見ようと大勢が集まり、小樽商科大学YOSAKOIチーム「翔楽舞」の元気な演舞で開幕した。
1996(平成8年)年7月7日の七夕に結成され28年目となる、いしかり観光大使にも任命されている元気いっぱいの石狩流星海(4〜80歳)は、まちを知ってもらおうとひとつになって楽しむ「いしかりシャケサンバ」を明るく元気に踊り、会場を大いに盛り上げた。
五十嵐悠哉代表は、「僕らも石狩で今年3回目のまつりを開催。共に港町でまつりを作る仲間として、今日の開催は嬉しく思う。小樽のまちの景観を生かしながら開催されるまつりを楽しませてもらった」と満足していた。
初出場の恵庭唯一のYOSAKOIチーム「恵庭紅鴉(えにわべにがらす)」は、にぎやかに踊りたいと心を一つに踊り、北海道科学大学学生チーム「相羅(さがら)」は、学生ならではの感動を届けようと迫力ある踊りを見せ、それぞれのチームの持ち味を活かした演舞に、観客は大きな拍手を送った。
マリーナ駐車場では、ビアガーデンと後志グルメを提供し、来場者は踊りを楽しみ、乾いた喉や空腹を満たしていた。小樽あんかけ焼そば親衛隊は、今年最後の市内でのイベント出店となった。
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