9月9日(月)に行われた小樽市議会第3回定例会で、会派代表質問前に、8月24日(土)の地元町内会イベントで、泥酔状態で暴言を吐くなどトラブルを起こした立憲・市民連合の中村誠吾議員(欠席)へ辞職勧告決議案が提出され、市議会は賛成多数で可決した。
提出者を代表し公明党の横尾英司議員が、「我々議員は、市民からの負託を受けた者として、高い倫理感と見識をもって市政の発展と住民福祉の向上に努めなければならない。
しかし、中村議員の行為は、市民に対して暴言を吐き、それが大きく報道され、小樽市や市議会に対する市民の信頼を失墜させた。いかなる理由があっても市民を巻き込み、混乱を招いた事実は許されない。小樽市議会議員の職を辞することを強く求め勧告する」と提案理由を述べた。
自由民主党・中鉢淳二議員、公明党・白川貴城議員、共産党・小貫元議員が賛成の意見を述べ、中鉢議員は、「事実を認めながら真摯な対応がとられていない。市議会では、中村氏に対して厳重に注意する旨が伝えられたが、本人から何の回答もない。
自己の飲酒が巻き起こした一般市民への行為について、暴言の内容も決して許容されるものではない。市議会に対する信頼が損なわれ、その責任は辞職を以って果たすべきことを強く勧告する」と述べた。
中村議員が所属する小樽市議会立憲・市民連合の面野大輔会長は、謝罪したのち、「弁解の余地もなく当人も反省し、医療機関の診察も受けている。この件が報じられ厳しい意見も多数あり、批判の粋を超えたものもあり、本人の精神状態も不安定となり、回復の猶予をもらい判断したい」と採決を棄権した。
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